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□★インドラの疼き2
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「・・・・チッ・・。」
少し目を離した隙にシンがいなくなった
別に初めての事ではないが、・・面倒である
外見は立派に成長しても中身はただのガキだ
この行為は構って欲しいからであろう
「ガキの考える事はわからん・・。」
僅かに残る法力の残滓を頼りに探索を開始した
暗い森で行われるかくれんぼ
明かりは悲しい輝きを見せる満月のみ
もういいかい?
もういいよ
「・・・もういいよ・・。」
周囲に木々のない、広い原っぱ
平たい岩の上に座って月を見上げる美しい青年がいた
愛しげに 寂しげに
何度も何度も繰り返す