GEARMAKER部屋2

□Fairly Tail4
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何事も無く、ゆったり流れていく時間

・・現世とはこんなにゆっくり時間が流れている場所だっただろうか・・?

「・・・・。」

誰かと食べるご飯は温かく、落ち着いた穏やかな時間

・・・かつての記憶が蘇る

フレデリックとアリア

・・楽しかったあの日々が



「スノウ、もっと食わねぇと大きくなれねぇぞ。」

「・・・;。」

元々小食な為これ以上は苦しい

それでもスープの入った皿を押しつけられ・・・

渋々スプーンを握った

「シン、無理やり食べさせてはいけませんよ。」

「ん?俺がスノウぐらいの時もっと食ってたけどなぁ。」

「・・・貴方はちょっと食べすぎかと。」

「・・・・・。」

カイの青ざめた顔を見る限り、よほど彼の食欲はすごいのだろう

GEARのクォーターの貴重な情報、脳の中に叩き込んでおく

「・・ん〜。スノウ、腹いっぱいか?」

「・・・・・。」

こくり、と頷く

「そっかぁ〜。じゃあこれは俺がもらうな。」

「・・・・・・。」

本当に、よく食べるものだ

見ていて気持ちいいぐらいの豪快な食べっぷり

カイが心配そうにシンを見つめていた

確かに心配にもなるだろう・・

<人間>の目で見ればこの食欲は異常だ

フレデリックやシンの母親のように成長が止まれば<普通>ぐらいにはなるだろう

しかしシンはまだ成長途中

消費する生命エネルギーを補う為に<GEAR>の本能が食物を欲しているのだ
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