連王部屋2
□カイ誕生日企画その3
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「おはよう連王。・・・何やら城内が騒がしいな。」
朝日も昇り、兵や使用人等が慌ただしく動く時間
・・今日はいつもに増して騒がしかった
「おはようございますドクター。すいません、起こしてしまいましたか?」
「いや、大丈夫だ。・・・何か事件か?」
水球を揺らしながら、イリュリアにすっかり馴染んで滞在しているパラダイムが近寄って来た
朝早くからこんなに兵が動き回っているのだ、誰もが何かあったのだと考えるだろう
「いいえ、今日は私の誕生日という事で慌ただしくなっているのですよ。」
「なんと今日は連王の誕生日だったか。・・知らせてくれていれば準備していたというのに・・。」
「どうぞお気になさらず。貴方は大事な客人なのですから。」
「うぬぅ・・。しかし・・・。」
「本当はもっと静かに祝って欲しいのですがね;。」
「一国の王の誕生日となれば質素にするわけにもいかんだろう。・・誕生日を祝ってもらえるという事は幸せな事だ。」
「・・・そうですね。しかし・・、見知らぬ方々から盛大に祝われるというのは恥ずかしいものです;。」
「まぁそう言うな。素直に喜んでおけばよい。」
「うーん、・・そうしますね!」