GEARMAKER部屋

□呪詩
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For every evil under the sun.
there is a remedy or there is none.
If there be one, try and find it.
If there be none, never mind it.







「・・また微妙な選曲だねアリア。」

「なっ・・酷いわ!!」

「君、声は綺麗なのに選曲のセンスがなさすぎるよ・・。」

クスクスと笑いながら

小柄な青年は読んでいた本にしおりを挟んで目の前にいるアリアを見上げた

アリアはと言うと、頬をぷぅっと膨らませて見上げてくる兄を睨んでいた

「もっとさぁ、明るい歌を歌おうよ。どうして暗い歌ばっかり選ぶのかなぁ。」

勿体無い  そう青年は呟いて頬杖をついて溜息をついた



彼女は確かに歌は上手いが  ・・選曲のセンスが壊滅的であった

リクエストすれば普通の歌を歌うのだが

彼女自身が選ぶ歌は・・・・



「何よ!私は何も間違った事歌ってないわ!」

「・・・・;。」
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