テニストリップ

□う
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「「「「なにこれ」」」」




三人の目の前には謎のピンクの霧が…!!





「なんだろー?」

不思議そうな顔で梨茶がなんのためらいもなく近づいて行った



「まてえええええい!!!」

「それ絶対危ないやつだって!」


慎重派(というかヘタレ)の埜乃と真澄コンビはどんどん後ずさっている





「まって、これもしかして…」



桜はあおい顔をして振りかえった


他の三人が周りを見渡すとそのピンクの霧に囲まれていることに気がついた




「やばい!!やばいよやばい!!!

これじゃあうごけないじゃんか!!」


そういって騒いでも霧はどんどん攻めてくるばかり



「どうしよ…」

あきらめたかのようにそう呟いた時





一番勇気のある梨茶がついに切りだした



「もうこれはいくしかないよ!走ろ!!」



そういって霧の中に消えていった




「嘘だろ!?こんな、なんも見えねぇ怪しい霧に…」


そう言ってる間に桜が意を決したような顔で霧に飛び込んだ



「だめだめだめだってばああああ!!

どーすんの、あたし!」


「おっけ、分かった、せーので行こうぜ」


「おっけーぶらざーー!!」

「誰が兄貴じゃ!!」



そう言った後二人で目を合わせて



「「…せーの!」」




………


だが二人とも一歩もうごかない



お約束だ



「ばかやろ、え、ふがっ」

「ぎゃああああああ」


結局二人は、霧に飲まれてしまった















 
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