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そんな感謝の気持ちを込めて、「その時(あの時)、○○では……」というテーマで会話文を用意しました。
少しでも楽しんでいただけると嬉しいです☆
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改訂版第17話 その時、バーでは……
ルイファス「それにしても、この辺りの夜は静かなんだな。人通りも少ないし」
マスター「ここは漁師の街ですからね。その代わりと言ってはなんですが、昼過ぎくらいになると一気に賑やかになりますよ」
ルイファス「漁から帰って、一仕事終えた漁師の宴会か。酒が進みそうだな」
マスター「えぇ。彼等がその日に釣ってきた魚を調理して、酒の肴にすることもあるんですよ」
ルイファス「それはいいな。魚は取れたてを調理するのが一番美味いからな」
マスター「ほう、貴方も料理をされるのですか?」
ルイファス「俺は食べるの専門」
マスター「では、お知り合いに料理人でも?」
ルイファス「料理人というか、料理好きはいるな」
マスター「貴方に手料理を振舞う女性ですか……余程、素敵な女性なんでしょうね」
ルイファス「女とは限らないだろう。世の中、料理好きの男もいるぞ」
マスター「そうですか? 貴方の場合、女性の方がしっくりくるのですがね」
ルイファス「ま、いいや。ご想像にお任せするよ」
マスター「では、そうさせていただきましょうか。……そうだ、せっかく漁師飯の話になったことですし、いかがです? 今朝取れたばかりの魚のカルパッチョなんて」
ルイファス「それじゃ、一つ頼もうかな」
マスター「畏まりました。すぐにご用意しますね」
ルイファス「……なんか、いいように誘導された気がするのは俺だけか?」
マスター「何か?」
ルイファス「いや、美味いやつを頼むって言おうとしただけさ」
マスター「もちろんですよ。お客様に変なものは出せませんからね」