マリーゴールド

□行動開始
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放課後

秋江が図書室に入ると、そこにはすでに春奈がいた

彼女は窓辺にひじをついて、ぼんやりと空を眺めていた

秋江「早いのね。・・・どうかしたの?」

今回のことは、やはり春奈でも最終決断には困るのだろう、と秋江は思っていた



しかし、春奈の答えは

春奈「・・・秋江ぇ、雪降らないねぇ。」

だった

秋江「・・・それだけ?」

春奈「それだけってなによ。毎年いつもこの時期ならとっくに雪降ってたじゃんどーして今年だけ降らないの

秋江「いや、私に言われても。そういうものなんだよ、きっと。」

秋江は脱力したようにため息をはいた

秋江「春奈の性格、たまに羨ましくなるわ。」

春奈「そう?うちは秋江の頭の良さがうらやましいなぁ。」
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