マリーゴールド
□イツキ
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なにかが彩夏の身体を揺さ振った
彩夏「う、うう・・・?」
彩夏がゆっくり目をさますと、目の前に少年が1人、自分を覗き込んでいた
???「大丈夫かい?」
心配そうに少年が尋ねる
見た目、自分達と同い年だろうか?
彩夏「アンタは・・・?」
???「よかった。オレはイツキ。君はダレ?どこからきたの?」
彩夏「イツキ・・・?・・・アタシ確か、石碑に触って・・・。」
ぼんやりとしていた彩夏が突然起き上がった
イツキと名乗った少年がうわっと驚いたが、そんなことはどうでもいい
彩夏「みんなはどこっ?!」
慌てて辺りを見渡すと、そこは全くの見知らぬ土地
車も電柱もない場所なんて、見たことがない
秋江「彩夏!」
秋江が走ってこちらにやってきた
見ると、春奈と美冬も一緒である
彩夏は思わず笑顔になった
彩夏「みんな!!」