マリーゴールド
□名前
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イツキに頼まれ、自分達のことを話すことになった彩夏
彩夏「アタシらはね、最初から仲がよかったわけじゃないんだ。」
イツキ「そうなの?」
彩夏「うん、皆タイプが違うからさ。最初は同じようなのと集まってた。」
それぞれを意識し始めたのは、それこそ小学校の高学年になってから
イツキ「きっかけはなんだったの?」
彩夏「春奈かな?アイツはだれとでも仲良くなるから。自然と打ち解けてた。」
そのジャンルとわずの友達関係のことを、美冬が‘春奈ネットワーク’なんて言い出したときは流石に笑ってしまったものだ
彩夏「中学に入ってからは、アタシは春奈と秋江と同じ部活になって、仲良くなっていったんだよ。」
イツキ「あれ、美冬は違ったの?」
彩夏「うん・・・アイツは違う部活だった。そもそも学校にさえあんまり来なかったから。」
美冬がやってきたのは小3の頃
さほど気にとめていなかったからよく覚えていないが、彼女はよく春奈と一緒にいたと思う
彩夏「美冬とは、春奈の友達ってことで知り合ったんだ。」