hyde

□小さな命
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h「ただいま〜」


hydeは当たり前だが誰もいない部屋に、帰った事を告げると手に持った物をテーブルに置く。


h「大人しくしとってな」


空き箱とタオル、救急箱を持ってテーブルに戻る。


『キィ、キィッ』

h「あ、こら、暴れたらあかんやろ」


パタパタと羽を動かすコウモリに何とか薬を塗り、包帯を巻いてやる。

傷に薬が染みるのか大人しくなるコウモリをそのままに、hydeは風呂へと向かった。





‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐





y「拾ったの?」


yukihiroは楽屋のテーブルの上に置かれた、タオルの入れてある箱を覗き込む。


h「昨日の夜、帰る途中でな」

y「初めて間近で見たけど、カワイイもんだね」


yukihiroは、うりうり..と指先でコウモリの頭を撫でる。


『キッ』

k「いてッ…噛まれた

y「乱暴にやるからだよ」


噛まれた指先をフーフーと吹くkenをyukihiroがたしなめる。


h「名前も決めてんで」

t「名前って。つけたら情が移るやろ」

h「あかんの?」

t「野生に帰す時どうするん。別れが辛くなるだけやで」

h「もう決めてもうた。調べてみたら女の子やったから、*はる*や」


ブツブツと文句を言っているtetsuはさておく事にした。






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