Others
□家族
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「ぅおーい、帰ったぞガキ共!!」
「お帰り、親父!」
「父ちゃんお帰ぇり!!」
夜の八時。
この家族の大黒柱であるバーダックが帰宅した。
それと同時に駆け寄る息子二人。
「今日は珍しく飲んで来なかったんだな」
「今日は宅飲みだ、宅飲み!!俺もう小遣いねぇんだよ…(泣)」
「Σもう使っちまったんか!#バカ親父!!#」
「ラディ〜(泣)前借りさしてくんね?(泣)」
「ダメに決まってんだろ!#」
「父ちゃん、我慢しろよ!」
息子に叱られる、何とも頼りない大黒柱。
どうやら真の大黒柱は、ラディと呼ばれた息子のようだ。
「宅飲みでもいいけどよ、分かってんだろうな?#宅飲みのルール##」
「………さぁ?」
「兄ちゃん、父ちゃんしらばっくれてんぞ!#」
「よぉ〜し、じゃあ今日の酒はなしだな##」
「Σ分かってる!;分かってるから、酒くれ!;」(もはやアル中)
親父に愛想を尽かした息子達は、スタスタとリビングへと歩いていく。
その後ろ姿を、慌てて追うバーダック。
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