Others

□不幸を気取ろうとしたけど、実際はそんな不幸でもなかった
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俺はどちらかで言えば、貧乏クジを良く引く方だと思うんだ。
だってさ、ほら。
天下一武道会。
言っておくけど、俺いつも負けっぱなしだったからね。
相手が悪すぎたんだよなー。
まだ悪ぶってた頃の天津飯だったり、人間の姿借りてた神様だったり。
でも、殺されなかっただけマシかな。

まぁ冗談で済まなかったのは、あれだ。
ベジータ達が攻めて来た時だな。
初めて死ってものを目の当たりにした。
目の前はぼやけていく暇もなく閉ざされて、一息吐く間もなく呼吸は奪われる。
正直、うわー死ぬのって怖いなーとか思った。
まぁ、そう思わない人間が居ないとも限らないけどね。
それから、悟空達が必死で集めてくれたドラゴンボール。
幸運だったのは、俺がこの世界に居れた事。
じゃなきゃドラゴンボールすらなくて、俺はおっ死んだままだった。
んで生き返ってみて、ブルマが泣いて出迎えてくれて。
あちゃー、俺ってば愛されてて幸せじゃん。
嬉しいなーとか思ってた。
でもね。
















「何でこいつも居んの」
















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