皆様、本日は当サイト『日本の良きもの』へ、ようこそお越し下さいました。御案内を務めさせて頂きます笑次郎で御座います。宜しく御願い申し上げます。

文明開花が齎した事

さて、今年平成二十一年は、横浜開港百五十年の節目の年になります。
この開港により、日本は欧米諸国と貿易を始める事となり、欧米の様々な品々や思想等が日本国内に広まり、明治の御一新後には所謂「文明開花」と云う現象が起こりました。
男児は髷を落とし、洋服を着て、牛肉を食べ、石造りの洋館で、女子の手を取りダンスを踊ると云う、様変わりをした訳です。

しかし、こうした「文明開花」の流れに警鐘を鳴らす人も多くおりました。
明治の御一新の立役者、薩摩の島津久光公や西郷隆盛翁は、何でもかんでも欧米の文明等を取り入れる風潮に、警鐘を発しておりました。
目新しさや物珍しさに釣られ、また欧米の国力を羨み、事の善悪も考えずに欧米に追従すれば、人心も文化も国土もやがて荒廃する、と云う事です。

では、その文明開花より百余年後の日本の姿、即ち今日の日本の現状はどうでしょうか?

百五十年前は当たり前だった物が、今では珍しい物になってますね。
武士道、着物、卓袱台、座敷等々。
これらはそれぞれ、自由主義、洋服、テーブル、フローリング等々と云った欧米諸国の物に変わりました。
思想も生活様式も、すっかり欧米風になり、日本古来の思想や生活様式は、すっかり荒廃したと云えるかもしれません。

果たして、これで本当に良いのでしょうか?

今日、日本が抱える諸問題を考えますと、欧米追従の風潮に原因を見出す事が、決して少なくありません。

例えば環境問題。
自動車大国の欧米に倣い、山を削り橋を架け、日本の狭い国土に道路を張り巡らせ、景観の美しい観光地へ皆で車で押し掛け、美しい自然が排出ガスで破壊されています。
皆で電車やバスに乗れば済む物を、米国流の個人主義に毒された人々が、個人の自由とばかりに各々好き勝手に車を走らせ、その結果自然環境が破壊されてきたのです。

食料自給率の低下や農林水産業従事者数の低下、或いは、年金・健康保険制度の崩壊や少子高齢化と介護の問題、これらの諸問題も、欧米追従の外交や政策、自由主義の増長に原因を見出せるのです。

「文明開花」の行く末は「文明退化」ではないか?

今ここで私達はその歩みを止め、「文明開花」以来の欧米追従の善悪を正しく検証し、時には欧米追従が「文明退化」をもたらす事実を踏まえて、欧米追従では無い日本古来の道筋に、歩みを改める必要があるです。

より良い日本再生へ!

そこで、当サイト『日本の良きもの』では、「文明退化」の救世主として、欧米文明に因らない日本古来の良きものを、日本の未来の為に復興する事を、提案するものです。

自然環境に優しい、自然と調和した、日本の衣食住、日本人の暮らし。
人に優しく、己に厳しい、日本の道徳、日本人の教育。
これら日本の良きもの復興を目指し、より良い日本再生を目的とし、これから日本の良きものを紹介してまいります。

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