潔く、美しい赤

第19話
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試合は、両キャプテン赤木と魚住のジャンプボールから始まった。

ジャンプボールは互角。



湘北ボールからとなるがすぐに陵南へとわたり先取点をきめられる。

すぐに取りかえそうとした湘北だったが、木暮・流川・赤木と立て続けに魚住によってブロックされてしまった。




3連発のブロックに盛り上がる陵南ベンチ。




「さァついに秘密兵器・桜木の出番!!おい、ルカワ交替だ!!」
「まてまてまて!!」
「何がついによ!!まだ始まって2分しかたってないのよ!!座ってなさい!!」
「桜木!!ダメだよ」



これはマズイとズンズンコートに出ていこうとする桜木を、彩子達は全力で止めに入る。



『(雰囲気にのまれなきゃいいけど…さァどーするのかな)』


横目でその様子を見ていた椛は、再び視線をコートへと戻した。




「くれ!!」


魚住相手に中で勝負しにいったのは流川。
安田がボールを投げ入れるが、それを見逃さなかった仙道がカットに入る。


そのままリング前までドリブルで運んでいきシュートかと思いきや、追い付いた流川がそれを止めようと跳び上がれば見越していた仙道は見ずに後ろから走ってきていた仲間にパスをだした。


またもやゴールをきめる陵南。




仙道のナイスパスに、陵南ベンチは再び盛り上がっていた。



『(余裕ある態度だなァ…)』


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