自作詩T

□悲観的
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悲しみの数は数えども
数えども
雪道を歩く度に残る 足跡の様で
一つ進む度に振り返り

花瓶を割った子供の様に
下手な演出で それを隠し

怯えた 次に起こる悲劇に

痛みの数は数えども
数えども
春を知らず降りしきる 雪の様で
少しづつ重みを増し

親に叱られた子供の様に
下手な芝居で 傷を隠す

そんな日々の繰り返し
終止符のないエンドロール


湧き上がるのは
悲しみにも似た後悔


私の悲劇は

貴方にとっての喜劇でしょう

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