自作詩T

□置き去り
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春を感じた
卒業の季節に
誰もが皆
また次の列車に乗り継ぐ

ねぇ
何処かへ行ってしまうの?
私を置いて

ねぇ
何処かへ行ってしまうの?
全て忘れて

いつしか
「昔は」何て

笑い話に形を変えて

置き去りにされた私を
忘れて行くのでしょう

貴方と交わした最後の言葉が
私を支える全てです
いつかまた会えると
その一言を想い泣いている


ねぇ
何処かへ行ってしまっても
駅のホーム
静かに待ち続ける人を

愛しく思ってはくれないか



離れても消えない想いを

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