ゆらゆら恋模様

人は怒ると何も見えない
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神「もうあんな奴知らないアル。」


1人呟く天気のいい日の午後。最近付き合い始めた沖田とは何も言わずとも公園で毎日会っていた。しかし、ここ3日程公園に会わなければ連絡もない。しかしここで屯所まで出向いてしまえば自分ばかり好きなようで神楽のプライドが許さなかった。









苛々しながら万屋に帰ろうと歩いていると向こうから歩いて来る見慣れた栗色。しかも傍らには超絶美人を連れている。"プッツン"神楽の中で何かが切れた。











神「てめェェェェっっ!!ワタシは遊びだったアルか!?そんな美人引き連れて、堂々と浮気アルか!?信じられないアル!!お前なんか大っ嫌いアル!!もう別れるアル!!」
沖「は!?おま、ちょっと話聞けってんでィ!!おい、コラ!!」
神楽は間髪入れず沖田に殴り掛かり、それを受け止めていた沖田は喋らせてすらもらえない。最初は大人しく受け止めていたが、段々苛々してきたのか2人の喧嘩はどんどん激しさを増して来た。











最初は黙って2人を見ていた女性だが、喧嘩がヒートアップしてくると素早く腰の刀を抜き、女性が動いた。
『…てめェら、そこまでにしてもらおうか…』




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