gintama

私が私のままで
1ページ/1ページ

吉原の一騒動の後、真撰組の屯所へ急ぐ私。「アイツに逢いたい」ただそれだけの為に。







吉原の一件で私の中の夜兎の血は暴走をし、危うく同じ夜兎をを殺めてしまうところだった。いつか私も兄ちゃんみたいに…あの血にのまれてしまうのか。そんなことを考えていたら、アイツに逢いたくなったんだ。







ただただ屯所に向かって夜の江戸を走る。外は上着がなければ寒いくらいだったが上着も着ずに走る。あと少し、あの角を曲がれば、





ドカッ!!
…そこで誰かとぶつかった。
神「そ…う、ご」
沖「よぉ、こんなところで何してんでィ。ガキはもう寝る時間だぜィ?」
神「総悟…、総悟アルか…っ!」
いつもは喧嘩ばかりだが、一応恋人。こんな時こいつに逢えただけで、涙が止まらなかった。
沖「お、おい、チャイナ…っ、どうしたんでィ?」
理由を知る筈のない沖田は驚いていたが、私を屯所の自室まで運んでくれた。








沖「で、落ち着いたかィ?」
神「…うん」
沖田は全ての話を聞いて落ち着くまで私を抱き締めていてくれた。沖「なあ神楽、俺はお前のことならずっと側で見てきたんだぜィ。夜兎であるところも、普通の女であるところも。お前がどんなに変わろうと、俺は変わったりしねぇ。ずっと神楽の側にいまさァ。」神「…っ、総、悟…、ありがとうアル…っ」






そして涙でぐちゃぐちゃな私の顔に、総悟は甘いキスをくれた。
さっきと比べたら総悟が抱き締めていてくれたお陰で大分落ち着いたと思う。そんな総悟に、どうしても伝えたいことがあった。
神「ねぇ総悟、…大好きアル…///」
沖「そんなこと知ってまさァ。」
神「そっ、そこは、ちゃんと言うとこアル…っ!?///」
突然、総悟の唇が私の唇を奪う。息が苦しいけど止めてほしくない。そんな気持ちが私の中でぐるぐる回った。
ちゅ…ちゅく
神「ふ…っ、んぁ…っ///」
総悟はキスが巧い。いつも私は骨抜きにされてしまうのだ。








ちゅっ
軽くリップ音を立てて唇を離すと、銀色の糸が伝った。
神「…はっ、はぁ…っ///」
そして息が整わない私の耳元で一言、
沖「神楽、愛してまさァ。」





私が私のままで
(あなたがいれば私は私でいられる)





あとがき
なんだか初書きなのに甘く書けなかった…(´Д`;)もっと甘ったるく書くつもりでしたがすいません(´;ω;`)文才の無さ←吉原炎上遍の裏話みたいな感じでw

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ