gintama

だって女の子!
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妙「あら神楽ちゃん、とっても似合うわ!!」
神「ほんとアルか姉御!?」
妙「勿論よ。私の目に狂いはなかったわ。」
神「ありがとうアル姉御!大好きネ!」
妙「いいのよ、その代わり私との約束は必ず守ってね?」
優しく微笑んでからの真っ黒な笑みは神楽にとっても恐ろしいものだった。
神「だ、大丈夫ヨ、姉御!、じゃお邪魔しましたアル〜」



姉御のお古のピンク色の着物を着せてもらったワタシの気分はいつものじゃじゃ馬娘ではない。
そして姉御とした必ず守る約束は、沖田に会うまで絶対暴れないこと。










とりあえず公園に行けば奴には逢えるだろう。今日のワタシを見て沖田はなんと言うのだろうか…まぁあいつのことだ、期待するだけ無駄かもしれない。それでも逢いたいと思うワタシはきっと重症なんだろう、そんなことを考えながら公園に鼻歌まじりで向かう。










「なあお嬢ちゃん、俺たちと遊ばない?」
突然肩を掴まれて声をかけて来たのは3人の若い男たち。
(ちっ、めんどくさいアルな…でも今日は暴れられないからこういうのは無視に限るネ)
とりあえず無視を決め込むワタシ。しかし男たちはそれでもしつこく声をかけてくる。
「ちょっとくらいいいじゃん、奢るし、ね?」
と腕を引かれた途端、苛々がピークに達する。ワタシが奴らの腕を締め上げる前にひゅん、と目の前に見えた黒い影と肩を優しく抱き寄せられる感覚。











沖「こいつに何か用ですかィ?」
神「お、沖田!」
ワタシを抱き寄せているのはワタシが探していた人。沖田は刀を抜いて男たち1人の喉元に突きつけていた。
「し、真選組の輩には関係ねーだろ!!」
負けじと言い返す男たちをぎろりと睨みつけて
沖「こいつは俺のだから特別でィ」
と言うと男たちは一目散に逃げて行った。










ワタシは顔を赤らめつつ
神「おい、俺のってどういう意味だヨ///」
沖「そのまんまの意味でィ、好きだぜチャイナ。」
神「ばっ、馬鹿ヤロー!お前は遅いアル!!///」
そう憎まれ口を叩いたワタシの耳元で沖田が囁いた言葉は、ワタシを世界一幸せな気持ちにさせた。







だって女の子!
(その格好、すげえ似合ってまさァ。)







あとがき
ベタベタなお話になりました(;o;)総悟の為に可愛くなりたい神楽ちゃんとか可愛いよね(^ω^)今でも十分可愛いけど(*^O^*)

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