gintama

喧嘩するほど仲がいい
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神「っ!てめ!!」
沖「馬鹿野郎!声出すんじゃねェ!!」
神「むぐっ!」



ガラガラ〜っ
銀「沖田〜、神楽〜、ここにいるのはわかってるんだぞ〜。早く出てこないと留年だぞ〜…ちっ、他探すか。」




ピシャリ、と教室の扉を閉めて銀ちゃんは行ってしまった。ワタシと沖田は教卓の下に隠れていたのだ。どうしてこうなったのかと言うと、いつものように沖田と喧嘩をしていて体育館の硝子を割ってしまったのだ。そして銀ちゃんに追いかけられて今に至る。








神「なんでお前もここに隠れたアルか…」
沖「自分の彼氏なのに冷たいねィ。」
神「…うるさいアル///」
いや、なんというか近いのだ。教卓の下に隠れている為、それなりに密着している訳で。ワタシたちは付き合っているけど、なかなか素直になれなくていつも喧嘩ばかり。だから久々のこの距離感になんだか慣れない。こいつはなんとも思っていないと思うけどワタシの心臓はさっきからうるさいほどバクバクしている。








沖「…なァ」
神「な、ななななっ、何アルか!?///」
沖「ぷっ、どんだけキョドってんでィ」
神「うううっ、うるさいアルっ!!///」
そう言って殴りにかかった右手を意図も容易く受け止められて。そんなワタシの右手を掴む沖田の左手はなんだか優しくて。ワタシは動けなかったんだ。












沖「目瞑れ、な?」
神「う…はい、アル///」
珍しく大人しく言うことを聞くと、ふわりと優しく触れた唇。ぎゅうっと抱き締められて「好きだ」と囁かれたからたまにはちゃんと伝えようと思い、「ワタシも好きヨ」と言ってまた唇を重ねた。









喧嘩するほど仲がいい
(2人ともこの角度からは丸見えだっつの…)

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