●SS
□【マジでkissする2秒前】
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順は夕歩の見舞いに行っていて部屋には私一人…。私はいつも通り部屋でゲームをして寛いでいたら突然ノックも無しにクロが飛び込んできた
「あやなぁ〜〜〜〜〜」
「何だクロ…お前ノックも無しに突然入ってきて?」
「だ…だ…だって……もかちゃんが犬ちゃんの所に遊びに行っちゃって部屋に私一人ぼっちで……それで」
「それで…?」
身体が震えているクロを見て出来るだけ優しく声をかける綾那
「こわくなって…淋しくなって……………そしたら無性にあやなに会いたくなっちゃって…そしたらいてもたってもいられなくなっちゃって……あの…その……ごめんなさい」
深々と頭を下げるクロ
「………クロ、頭上げて、こっちにこい…」
恐る恐る頭を上げるクロ、怒っているかもしれないと思った綾那の顔は、あまりにも穏やかで、安心したのかゆっくりと綾那に近づくクロ
「……あやな?」
「もっと近くに………」
「………ぇっと…」
「もっと近くだ…」
「こ………これ以上近づいたら綾那と私の顔がぶつかっちゃうよ?」
「ぶつからないように上手くやるからクロは心配しなくていいんだよ…」
あまりの近さで目を背けたくなるような距離にクロの心臓は有り得ないくらいに跳ね上がっていた…
「……クロ」
「あや…な…」
どきん
どきん
どきん
どきん
どきん
どきん
どきっ…
唇が触れるか触れないかの所でクロの意識がとんだ…
「…ふっ……本当馬鹿で可愛い奴…」
意識を失ったクロを綾那のベットに寝かせる
【次の日】
「あやなっ…私達…し……しちゃったの?」
「何をだ?」
「な…何をって……わかってるくせに〜」
「悔しかったら自力で思い出すんだな」
「あやなの意地悪〜〜」
END