ポケ擬小説

□日没大盛況!
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『−槐町
  夏の花火大会〜!−

 毎年恒例の槐町花火大会
 今年はなんと1400発!
 夜店出店は約140店舗!
 最高の思い出に、どうぞ足を運んでみてください♪

 2011年 8月 槐町町長』
 
 
 


「…で、何が言いたい」
「水薫をお祭りに連れてって!」
「キモイ」
「…というわけでだ。行かないか雷光?」
「はぁ? 行かねぇよ面倒くさい。そもそも、ガキじゃあるまいし」
「祭りをナメるな雷光。それは一夏の思い出、青春の輝き!」
「おまえ、自分の年考えろ。それに、その日バイトあるから無理だ」
「バイト? 何をしているんだ?」
「ジムのバイトだ」
「ふん、君の代わりなどいくらでもいるだろう。その日は休め」

(プチ!)

「テメェーにだけは言われたくねぇ! だいたい、このバイト時給高ぇし、気に入ってんだ! 何と言われようと、祭りなんてぜってぇ行かねぇからな!」
「…そうか」
「諦めろ! それとそろそろ帰れ! メシ食っただろ」
「ふっ、覚えていろよ雷光」

と、謎の捨て台詞を言い残し、水薫は大人しく家に帰っていった。
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