ハルヒ小説

□謎掛 −ナゾカケ−
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−注意−
古キョンで、思いっきり裏です。
一樹がなんか……頭オカシイ人みたいです…。すいません。
それから 一文がやたら長かったりするので、読み難いかもです。

それでもOKな方のみ、行ってらっしゃいませ……
  
  
   
   
土曜日。

今日は俺がハルヒによってただただ金と時間と何かのHPとその他諸々を削られる不思議探しなどというものはなく、正直なところ家にいても暇であったため、特に用事もないが まあ家にいるよりいいかという気持ちで適当な店をぶらぶらとうろついていた。

100円ショップでぼんやりと皿を眺めていたり、俺と同じく暇そうに皿を見ている青年を見て髪が青いな などと思いながら時間の流れに身を任せていたら、

「おや、あなたでしたか。奇遇ですね」

と、背後から聞き慣れた爽やかボイスが聞こえたので、もうすでに誰かわかっていたものの一応振り返ると、やはりいつも通りのスマイルでやつがいた。

「古泉か。なんだ、お前も暇なのか?」
「いえ、実は昨日食器を割ってしまいましてね。何か良いものはないかと探していたところなんです。…あの、もしよろしければ一緒に選んでいただけませんか?」
「そうか。よし、これとかはどうだ?」
「あっ、僕が割ってしまったのはお茶碗なので…」

 
 −謎掛 ナゾカケ−
 

「いい茶碗が見つかってよかったな、古泉」
「ええ、あなたのおかげです。そうだ、ぜひ僕の家に寄っていってください」
「ああ、そうさせてもらうぜ。ところで古泉、その空気入れ 何に使うんだ? お前の家、ビーチボールなんかあったか?」

そうだ。茶碗を選び、レジに向かう途中 紫の長髪の男性とさっきの青い髪の青年が 何かやたら気になって少し見ていたら、古泉に声をかけられ、そいつが胸に抱いていたものがそう、ビーチボール用の空気入れだった。
古泉の瞳がよく輝いていたように思ったが、勘違いだということにしておこう。しておきたい。

「いえ、うちにビーチボールはありませんよ。これは別のことに使うんです。おわかりですか?」
「なぞなぞか何かか? 悪いが難しいことは避ける主義でな。他をあたってくれ」
「おや、それは残念。しかし…いずれすぐにわかりますよ?」

まだなぞなぞを続けたいようだな。こういうやつは無視するに限る。
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