11/09の日記

02:34
収穫祭
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「おーい、おめぇら仕事だ、仕事。ほら、支度しろ。」

「新八ぃ、今日は雨アル。しかもすんごい雨アル。そのまま雷雪になってしまうくら「ちょっ、神楽ちゃんんん!どんだけ銀サン仕事しない人間に仕立て上げようとしてんのォォ!?」」

「いたいけな少女に、満足な飯を食わしてやれない甲斐無アル。」

「いたいけじゃないからね。稼ぎのほとんど、おまえの食費だからね。ったく、どんだけ食うんですか!!オレの胃袋は宇宙だ―的なアレですか!!」

あぁ、今日も賑やかだな、と2人をなだめる新八をよそに、葵はお茶をズズと啜る。

「そういえば、今回の依頼って何なんですか?」

『今回は、芋掘りだって!』

「あぁ。依頼主が結構なじぃさんで、芋植えたのはいいが、歳も歳で掘り起こせねぇんだとよ。」

「普通、植える時に気づくでしょ。なんで芋なんて植えたの、おじいさん…」

「私、芋掘りなんてやりたくないネ。お前らイモ男が掘ってくればいいネ。」

『……掘った芋は好きなだけ持って行っていいらし「っしゃー!!お前ら、芋掘り神楽とは私のことヨー!!私に黙ってついてくれば何の問題もないアル!」』

「「「……。」」」


こうして、万事屋は依頼主のさつまいも畑へ向かったのであるが、畑を見て愕然とする。

『何、この広さ…』

え、コレなんて言う荘園?
ま、田んぼじゃないけどさ…

規模がアメリカンなんですけどォォ―!!
てか、こんなによく植えたなじいさん!!
普通じゃねぇよ、体力もアメリカンかよ!!


『どうしよう。周りがイモにしか見えない…』

「違うからね葵ちゃん、使い方間違ってるからね。ソレ。いや、確かに芋しかないんだけど。」

「ひやっほう!新八、取りまくるアルヨ!これで新八も立派なイモ男になれるアルナ!!」

「いや、それ褒めてないから。むしろなりたくないから…」


うぉぉーっ!と、雄たけびを上げながら次々と掘り起こし、山のように積み上げていく神楽ちゃん。一体どれだけ持っていこうとしてるんだろ…

一方、私はさっきから、掘り起こしても掘り起こしても、ひょろひょしたサツマイモしか取れない。

『これこそは、絶対に実の入ったでっかいサツマイモなはず!!うん。絶対そうだ!そんな予感がする!!』

「葵、さっきからそれ何回目アルか。神楽様には勝てないアルな!ぬはははっ!」

大人気ないとは思いつつも、こんなひょろひょろばっかりじゃ面子が立たない。大きいの引き当ててやるんだから!と思い切り茎部を引っ張った。

『おりゃぁぁー!!』



ぽん


残念なことに、力を込めた割には呆気なく引き抜かれてしまった。
その反動でバランスを崩し、後ろへ倒れるのがまるでスローモーションのようだ。


あぁ、神楽ちゃんが、ぎゃはぎゃは笑ってるよ…
これは、一種の才能なのかもしれないな。
全然嬉しくないけど。

葵は次に来るであろう衝撃に目をギュッと瞑った。


とすん
(……。)


そこに、思っていた衝撃はなく、ふわりと甘い香りに包まれた葵は目を開けた。


『…銀ちゃん』

「…っあぶねェー。」


あー、私また駄目だったよ。
ひょろひょろの実の入ってないヤツしか取れないよ。
はは、と力なく笑う私に銀ちゃんは…



「じゃぁ、銀さんとの恋を実らせませんか。」



ずきゅー(*´Д`)ーん!!



……っていう夢を見たww(イタイ!!

銀ちゃんに口説かれたァァァーっ!!!
カッコよすぎる!!惚れ直した!!

というか、私の夢にしては、クオリティー高い(笑)
そして、なんという構成ww

あぁ、ずっと夢の世界にいたかった…(←もう、いろいろとダメなヤツ


現実逃避もいいところ、
きっと夢小説の見過ぎです(間違いない

しかし、興奮覚めやらぬ葵は、勢いで絵描きました。



ちょ、これでしばらく絵描けそうww


あー、夢の続きが見たい←

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