ルルロロ文
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閑話休題。
実は、彼のまわりにはランペルージ兄弟が『ただの仲のいい兄弟』だと思っている人間などひとりもいなかったのだが、鈍感な副会長はサッパリ気付いてはいないようだった。
放課後の生徒会室。
ルルーシュ的には『仲のいい兄弟』だが、他人から見ると『ラブラブバカップル』な風情でランペルージ兄弟が家へ帰るために部屋を出ていくと、シャーリーは机につっぷして、少し残念そうな声で
「かいちょ〜お。やっぱりルルとロロってぇ・・・そう、ですよねぇ・・・・・・」
シャーリーはルルーシュのことが好きではあるが、根が腐女子。
ルルーシュへの恋心が叶わないことを悲しく思いながらも、ランペルージ兄弟の良すぎる仲に萌えてしまうのもまた事実。
だからして、自分の妄想が現実のものではないかとミレイに問うてみるが、学園の女帝はその疑問をはぐらかす。
「ん〜?そうって、なんのことかなぁ?」
複雑そうな表情のシャーリーにミレイはニヤリと笑う。
「そんなに気になるなら、本人達にきいてみたらいいんじゃないかなぁ?」
「そっ、そっ、そんなこと、恥ずかしくって訊けませんよぉ!!会長訊いてくださいよ!」
(まったく・・・どうせバレバレなんだから、さっさとカミングアウトしちゃえばいいのに・・・はた迷惑な兄弟ねぇ・・・)
「シャーリーは自分がわからない問題を他人に解いてもらうの?解き方を訊かずに、答えだけ聞いても身につかないわよ♪」
「はっ?」
「知りたかったら、自分の口から訊かないとね。シャーリー♪」
女帝は一見含蓄があるように思ってしまいそうな、だが、的外れなことをいいながら水泳部エースの肩をポンッとたたいて、生徒会室を後にした。
続く言葉はとても小さな声だったので、シャーリーの耳には届かなかった。
「私はそうしたわよ」
そういった少女の顔はすこし悲しそうにみえた。
※
ちょっとルル兄さんをおバカさんにしすぎたかもしれない・・・・・・
そんなルルーシュも書きたかっただけですorz
「ロロたんのうっかり」でミレイ会長にバレた話はマンガにしたいなぁ・・・と思っているのですが、無理っぽそうだったらそのうちここにうpするかも。
わし、ミレイ会長好きですねん・・・