虹の欠片

□第五話
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異世界から来た私にとって、ボンゴレ本部内を実際に見て回れると聞いた時ワクワクする気持ちでいっぱいだった!


少し先を歩きはじめてた山本さんの『行くか』って言葉を聞いた瞬間、気持ちは爆発して笑顔で山本さんの側まで走って行ってた。


さあ、未知なる世界の小さな冒険にレッツゴー!!
と思ってたら…いきなり後ろから拳骨食らいました…。



―ゴチン


「痛〜い!」


「ん?どうした花音?」 


「どうしたじゃねー野球バカ!勝手に行くな!
バカ娘も、何さっそく猿忘れてんだ!こいつ、もう泣いてるぞ…」



ずいっと私の前に何かを差し出してきた獄寺さんの手を見てみると、私を睨み付けながらも涙を流しているモン吉の姿。



「またまたごめんねモン吉?」


「花音のバカ!!」


「ほんと申し訳ない…。これからはちゃんと気を付けます…。
獄寺さんも、モン吉のこと連れてきてくれてありがとうございます!」



獄寺さんからモン吉を受け取り、今度は忘れないように私の頭の上に乗っけた。




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