連載夢小説

□【翡翠色に魅了され】&【黒と翡翠の狭間にて】
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「邵可様ーわざわざ呼ぶなんて、どうかなさったんですか?」
瑠華は小首をコテンとかしげた。
「それがね、狸じ……霄太師から、君達を呼ぶように頼まれてね」優しく(多少ひきつってはいたが)微笑んで言った邵可の言葉に、陽蘭は端正な顔を歪めた。
「…………あの狸爺……」
陽蘭の小さな呟きが聞こえてしまった邵可は、乾いた笑いをもらすしか出来なかった。
呟きが聞こえなかった瑠華は、もう一度小首をコテンと傾げた。
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