090809*両思いって幸せだね

「仁王くん、好き」
「ん、知っとる」
「仁王くんは?」
「俺も好きじゃよ」
「どれくらい?」
「それきいちゃう?」
「うん。きいちゃう」
「そうやね〜」
「…」
「言葉では言い表わせられないくらい、かの」
「え〜…」
「ご不満ですか」
「うん」
「えー…」
「言葉で言い表わしてほしい」
「え」
「俺はね、甘いものより仁王くんが好き」
「それ、本当?」
「うん」
「それじゃあブン太は相当俺のこと好いとうんやの」
「そうだよ。知らなかったの?」
「うん。知らなかった」
「じゃあ覚えといて」
「嬉しくて忘れられんよ」
「…仁王くん」
「俺はね、ブン太の俺に対する好きって想いよりもっと好き」
「それじゃあ仁王くんは俺のこと相当好きなんだね」
「あたりまえじゃ」
「嬉しい」
「うん」
「でもきっともっと俺の方が仁王くんのこと好きだよ」
「いや、それはない」
「ある」
「ない」
「ある」
「ない」
「ある」
「…」
「…」
「…」


「仁王くんキス」
「はいはい」
「…もっと」
「…」
「…好き」
「俺も」





〇らぶらぶなニオブンって甘ったるい。

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