儚い夢

□やっぱり狂ってるの?
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「おはよ。椿。昨日はよく眠れたかい?」

『…………』

「返事しないなんてまた仕付けなきゃだね。」

『……ッ』

いつもそう。同じことの繰り返し。同じ言葉を使うのは飽きてしまった。でも、ちゃんと返事しないとさっきみたいに叩かれる。




笑顔という名の仮面をはりつけて。

「椿見て。今日も椿の友達になってくれるポケモンを連れてきたよ。」

『ヒッ……いや…連れてこないでッ…』

「なんで?可愛いだろ?」Nの手の中にいたのは見るも無惨な死骸のポケモン。多分、またNに殺されたんだろう。

私とNは幼なじみな関係。

Nが狂い始めたのは今から2年前の事。
昔は、人里離れてくらしててひとりぼっちだったN。

ポケモンが唯一の友達で本当に可愛がっていた。大人になるにつれ、ポケモンと人は離した方がいいと思い込み色々と計画を練っていたがあるトレーナーに阻止されてしまった。


その後私の所に来た。大きくになって私達は別居を始めたが、Nがまた来たことにより同居を始めた。


やっぱり同居をしてると相手が何をしてるのかもわかるので私に彼氏が出来たこともすぐにわかったみたい。でも、その頃かな?……Nが変わったのは。
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