銀魂長編(完結)
□始まりの始まり
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ここは歌舞伎町…
店が並ぶ道を歩く、
一人の少女がいた
「おーい 定春ー」
少女は少しなまりのある喋り方で誰かの名前を呼んでいる
そんな少女の耳に聞き覚えのある声が…
「あっ、神楽ちゃん」
声をかけたのは、地味な眼鏡の少年だった
「地味って言ったの
誰だ コラァ」
あっ…、すいませーん
「新ハ、一人で何やってるネ」
「ごめんごめん、こっちの話…それよりどうしたの」
「定春がどっか行っちゃったアル」
「大変じゃないか!僕も一緒に探すよ」