視線

□愛でられし闇  未完
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「なあ、シカ。せっかくなんだから一緒に風呂入ろうぜ」

わざと吐息がかかるように耳元で囁いた

甘く響いた声と耳のかかった吐息にシカマルはビクッと体を震わせると、耳を押さえて振り返った

その顔は耳まで真っ赤で
「なっんなっ何すんだよ!!」

笑いを胸のうちだけに収めて、ナルトはにっこり笑った

「何って一緒にお風呂入ろうって誘ってただけだろ」
「いやだ」
シカマルはナルトを睨みつけるとプイッと後ろを向き、再び夜食に取りかかった

それが気にくわなかったのか、ナルトは再びシカマルを抱きしめた

「なあ、いいじゃん。たまには一緒に入ろうぜ。ってか、シカいっつも断ってばっかで一度も一緒に入ってくれたことないじゃん」

なあ、なあ、一緒に入ろうよ


しつこく誘うナルトにシカマルは困ったような顔で振り向いた


その顔はとまどいや恥じらいにどこか悲しみも含んでいて


「んじゃ、お風呂あきらめるから…

ナルトはそんなシカマルの顔を見たくない
だからといってあきらめることもできない
ナルトはシカマルの顔をのぞき込んだ

…一緒の布団で寝よ」


「え・・・あ・・・う」

ナルトは返事に困っているシカマルを引き寄せる


「じゃないと・・・


服の中に手を忍び込ませると、撫で上げるように手をお腹あたりから動かしていく


このまま服をひんむいて風呂場に連れて行くぞ」

妖しく耳元で囁かれたシカマルは冗談抜きであわてる

「わわ、わ、わかった。だからやめ・・・ひゃっ・・・」

這い上がってきた手が胸の突起を引っ掻くと思わず高い声が漏れた

「シカちゃん、感度最高」

シカマルの反応と答えに満足した、ナルトは約束だからなといってシカマルの頬にキスをするとお風呂へと向かった


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