視線
□闇と雲と暁と 未完
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「シカマル……話があるんだ」
「なんだ?」
硬い表情で話しかけてきた
シカマルは遂にきたかと心の中でつぶやいた
「この前、みんなに俺のこと話したんだ、全部。……暗部のことも九尾のことも」
「………」
「みんな、俺のこと受け入れてくれた」
「それで?」
シカマルは無表情のまま先を促した
「悪いだけど…その、あの……」
「いいぜ。表に出て……そして、俺との関係終わらして」
「えっ……」
ナルトは言おうとしたことを先に言われ、目を見張った
「初めからわかっていたことだろ。ナルが望んでいたのは俺の手じゃない。自分に差し伸べてくれる手だ。それを手に入れたんだ。俺といる必要はもうねぇだろ」
言っている言葉の意味……それは、自分はもう用済みだと捨てられると言うことそれなのにシカマルは平然としている
「……シカマルはそれでかまわないの」
「俺がかまう、かまわないは関係ない。おまえがそうするか、しないかだ。……暗部の方も気にしなくていいぞ。めんどくせぇーけどおまえの分も俺が何とかしてやるからよ」
それだけ言うとシカマルはじゃあといってナルトの家を出て行った
次の日から、下忍奈良シカマルは姿を消した
そして、引退した光輝のかわりに暗部総副隊長だった闇輝が総隊長の地位についた