FAIRYTAIL
□闇姫、ララバイ編2。
1ページ/20ページ
バサッ…
クロウとナツが列車を飛び出した目の前にエルザが運転する魔動四輪車が通りかかった。
「おい!!エルザ!クロウの腹から…まさか……あれ血じゃ!!」
飛んで来るクロウの腹を見てグレイが慌てる。
「も…う……無理だっ…糞、ナツ……が重いっ…」
クロウの細い腕はナツの重さに耐え切れなくなり、ナツを落としてしまった。
ゴチィィン…
そのせいで、グレイとナツは顔面衝突しグレイは魔動四輪車から落ちてしまう。
そしてクロウは高度な光魔法を使い疲労している上に、腹に刺さった置物のせいで気絶してしまい、そのまま地面にたたき付けられる。
ドサッ…ズサァァ…
「クロウ!!」
キィィィ!!!
エルザはクロウの名を呼びつつ、魔動四輪車を急いで止める。
「「クロウ!!!!」」
ナツとグレイはクロウに駆け寄る。
「ぐっ…ナツ、すまん…お前を落としてしまった…」
クロウは辛そうに話し始めた。