プリキュア創作3
□遼じいとさあやのデネブ
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「さあやおばあーちゃーん!一緒にあそぼー!」
「…ええ、いいよ」
「…ごめんね、さあや。いつもうちの孫がお世話になって」
「…いいのよ、ほまれ。あたしの数少ない楽しみだからね…」
「おーい、ほまれーさあやー、こっちにきいへんかー」
「おやおや、ハリーおじいさんが呼んでるよ。一緒にいこうかい、子供達」
「はーい、ほまれおばあちゃーん」
「…って…はっ!」
冬だと言うのに、私はぐっじょりと汗をかいて起きてしまった。
「…ゆ、夢だった、とでも言うの」
それにしてはものすごくスケールの大きくて。
そして怖すぎる夢を見てしまった気がする。
寝起きだというのに、神経が張り詰めていた。
夏祭りの時に、ほまれがハリーのことを好きだと分かって。
見守ろう、っと覚悟した時に。
一瞬だけ浮かんでしまった『もしも』の未来を視てしまったのでも言うのだろうか。
ほまれとハリーの恋が成就して
お孫さんが出来るまで仲良くなって
そのお孫さんを、私がめんどうみている未来の図。
「…行かなきゃ」
私はいてもたってもいられなくなって、とある場所を目指して家を出発した。