コラム部屋

□アニポケ感想
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アニポケ感想ー

第56話:「アイリスとモノズ!育て屋修行!!」

イッシュでの育て屋回二軒目。育て屋さん、いつもお世話になってまーす。
…アオイちゃーん!再登場してくれー!

十数年やってるポケモンの中でも何回かある育て屋さん回。
いつもは
サトシ達と育て屋のポケモン達のふれあい→R団が事件起こす→解決
的な流れでしたけど何度か言ってるBWの特色で「R団が出てこないけど面白い」がありまして、今回の話で例えるなら

育て屋を訪れるサトシ達→人見知りのモノズとの出会い→アイリスがかいがいしくモノズの世話をする→モノズ、心開く→でも育て屋さんなので仲良くなっても持ち主に返さなければいけない

的な終始しっとり。オチなし、バトルなし、ギャグもそんなない。なんだかこれはこれで雰囲気は違えど初期の「マサキとカイリュー」の回みたいな、派手さはないけど個性的な演出に心奪われた感じな回でした。

しかもこの話の主役は600族でラスボス、ゲーチスの手持ちでもあるサザンドラの進化前の「モノズ」。
それなりに注目されてるポケモンでしっとり回とか、中々面白いことしてくれます。
そのモノズが「育て屋さんという知らない環境に放り出されて人見知りになってる」
っていうね………

モノズに感情移入せざるを得ないじゃないかっ!!!(口下手人間の叫び)


知らない環境に放り出されて、びくびくして、健気にトレーナーの帰りを待つモノズを描いた30分と言っていいでしょう。

「モノズは……信じる人に見捨てられた………。オレも昔……見捨てられた……
父さんからも…信じていた友達からも……見捨てられた……
同じだ……モノズと「オレ」は、なんか『似てる』…… ブチャラティィィィィィィィィ、行くよッ!オレも行くッ!行くんだよォ――ッ!!」

的なナランチャの台詞を思い出したのは私だけじゃないは………え、私だけですかそうですか。
とにかく、そんな感情移入ぶっちぎりのモノズにかいがいしく世話をしようとしてくれるアイリス。
「ドラゴンマスター」になることを夢にする彼女の努力がこの回を終始盛り上げてくれました。
カスミ
ハルカ
ヒカリ
とサトシの現地つ(自主規制
ヒロインが夢のために活躍する回でもありました。ハルカ、ヒカリはポケモンコーディネーターというビジュアル的にアニメになりやすいかったのでこの9年間あまり、隙あらばヒロイン主役回ばかりでしたがBWになってのヒロイン回は、振り返ってみると少ないものでした。
というかデント回が多過ぎw
そんな貴重となったヒロイン回でアイリスがやったことが
「人見知りのモノズのために根気よくコミュニケーションをとり続ける」
という愛がなければできないことばかり。
ドリュウズ回でもそうでしたが、アイリスとポケモンの関係を描く回はアクションよりも精神面に重点をおきがちですね。
あるいみサトシでもハルカ、ヒカリでも伝えにくかった「ポケモンと人間との繊細な関係」の部分を描きたいんでしょうかね。
結局、アイリスとは仲良くなれたけどトレーナーと再会できた途端1番の笑顔になるモノズ。
トレーナーもやっとこさモノズと会えた喜びか、アイリスとモノズが挨拶する間もなく去ってしまいます。

いつものポケモンならそのトレーナーが悪いやつで、アイリスとバトルしてアイリスが勝って
「モノズは引き取らせてもらうわ!」
的な展開になりそうなものだけど、そんなこともなく普通にモノズ思いなトレーナー。アイリスはアイリスで
「寂しいけど、あの子(モノズ)が笑顔になってくれてよかった」
と、アクションシーンはなくともドラゴンマスターになるためのプロ精神に感銘してのラストでした。
うん、ええ子や。サトシ、大切にしてやんなよ(((

そんなしっとり回でしたがネタもネタでちらほら。

・しっとり空気を読まないデント語
・結局クルムガンしかいない竜の里
・新人研修生をこき使うかのようにサトシをただ働きさせるボビーさん
・人見知りモノズに感情移入すると同時に、マックのバイト先の店長とボビーを重ねてびくびくする妹
・人見知りモノズに感情移入すると同時に、会社の上司とボビーを重ね(略

冬じゃなく春この回みてたらもっとやばかっただろうなw

次記事もポケモンゲットで、子供ねぇ………
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