コラム部屋

□アニポケ感想
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何事もなかったようにアニポケ記事はっじまるよー。(本当なら事故した日に上げる予定だった記事)

第69話:「難関突破!天空の塔を登れ!!」

ギャグ回。
しかもなんだか最近巻き気味の進行状況なので、ギャグ回といえど中々の密度の濃い、はっちゃっけな脚本。

一言で言っちゃえばカオス回w
バッフロン回といい最近のポケモンは一体どうしたというのでしょうか。

ストーリー展開としてはありきたり。
ケ↑ニヤンと再会して天空の塔(原作だとタワーオブヘブンだったけど名前的にあれだったんだろう)でのお祭りに参加することに。

原作だと暗い雰囲気しかなかったタワーオブヘブンだけど金銀編の雰囲気のような
「よーし、街のお祭りに参加しちゃうぞ!」
みたいなノリでスタートする。

…スタートこそ普通だったのにどうしてあそこまでカオスになったのだ…

まずタワーオブヘブンが元ネタだから
「フウロちゃんがまた出てきてくれるかもグヘヘ」
とか思っているとお祭りの司会進行が前回の話で出てきたフウロちゃんのおじいさん。
…お、おう。まあオタク客寄せのフウロちゃんよか「お祭りの司会進行」役には合っているんじゃないかな。私ももういい大人なんでここは大人の事情を考慮して安易に
「オラッ、フウロちゃん出せ!ゲシゲシ」
なんて言わないさ。

言いっこなしですよ。

そんでお祭りの内容としては
「願いの叶う天空の塔の鐘を鳴らす権利を得るために数々の試験を突破していく勝ち抜き大会」
が催される。
(願いを叶えるためとか、どっかの魔法少女みたいな動機である)
アイリスちらっちらっ。
数々のお祭り参加者を試験で振るい落とす描写はお祭り、というおちゃらけた雰囲気よかハンター試験である。
まず第1関門が「マルバツゲーム」。フウロちゃんのおじいさんが出す二択問題でマルバツを選択して、一回でも間違えれば即脱落というシビアなもの。
「最初に貰えるポケモンのタイプは火・水・岩の三種類?」
の基礎的な問題から始まり、二問目には
「ヒウンアイスの発売している曜日は火曜日?」
みたいな本格的にうろ覚えな所を突いてくる問題。
お、これは普通に面白いかも。と思っていると三問目にして

「わしの好みはジュンサーさん?ジョーイさん?」

の問いかけ。

………

知るかー!じじいっー!そんな下らない質問すんならとっととフウロちゃん出せぇー!

と中々煽りがいのある展開となる。そもそもマルバツじゃないっていうね…

「おじいさんの趣味なんて知らないよー」

と珍しく視聴者と意見の一致するサトシ君。そこへ自称サイキッカーと称する少年が登場する。
原作ゲームだと初代から存在するサイキッカーさん。その特殊性な役職のせいか今までアニメに中々でてこれなかったサイキッカーがここにきて登場。
こいつの存在がともかくカオスw
「俺がおじいさんの心を読んで答えを見てやるよ」
とか言って実際やったことがリグレーの念力を使っておじいさんの脳に暗示をかけて
「実はジョーイさん派だけど、ジュンサーさん派に鞍替えしますた」
の力技に強行する。
…こ、こえー!えげつねー!
エスパーポケモンって今まで恐ろしい表現が多かったけど、アニメ放送十数年の今にしてついに人脳をいじくる表現が出てくる。
しかも女性の趣味を瞬時に変えるとはなんたる寒気のする凶悪さ!
あんなことされたら人格崩壊もんですよ(迫真)

自分の好きなCPは死んでも鞍替えなんてしないぞ!

なんて凶悪サイキッカーと共に大会を勝ち抜いていくサトシ一向とケ↑ニヤン。
二回戦の借り物競争、三回戦のボートレースを各々のキャラのギャグをやりつつ進んでいく。
こんな書き方しちゃうと
「おいおい稲糸、何感想記事だからって楽してはしょってんだよ。ちゃんと全回戦の解説していけよお」
とか煽れてしまうかもしれませんがそこは勘違い。
二回戦も三回戦もちゃんと面白かったですよ。
「ケ↑ニヤンとダゲキのサービスシーン」
だったり
「ボートなんて最初からいらなかったんや!」
なボートレースだったり小ネタがこれでもかと詰まっていて面白かったですよ。

でもその「面白かった」を超越するカオスを飛び越えた狂気の四回戦があまりに濃すぎて二回戦、三回戦はおろか次の五回戦、決勝なんて霞むほどの狂気が四回戦にありました。
もーあれだけでお腹いっぱい。
四回戦で「魔女の迷宮に囚われるアイリス」だったり
決勝戦で「大谷さんボイスのヒトモシかわええ!」だったり
結局ケ↑ニヤンが優勝するのねズコー。
みたいな展開の感想を超越する四回戦。

「コスプレ大会」

フウロちゃんのおじいさんに出されたお題のコスプレをして、おじいさんに「似てる」と判断されたら合格の四回戦。

サトシ→アデク
ピカチュウ→バッフロン

中々はまってるサトシ君。っていうか最近バッフロン回で散々アフロになったというのについに五体までバッフロンになってしまったピカチュウ様。それにしてもノリノリである。

アイリス→アララギ博士

髪がカツラに収まり切ってねえー!
なんていうか、せっかくのコスプレだといのにヒロインがなんか冴えてない役回りである。
ア、アイリスはコスプレしなくてもかわいいよね!

ケ↑ニヤン→ジョーイさん
ダゲキ→タブンネ

こ れ は ひ ど い。
やっけ感が否めない酷いありさま。タブンネの着ぐるみ着ているダゲキは一体どこに需要があるというのだ…
にしてもジョーイさん派なはずのにコスプレにOKを出すおじいさんは中々器の広い人かもしれない。

サイキッカー→ジュンサーさん
リグレー→ハーデリア

まさかのコスプレ拒否。
その変わりまたまたサイコキネシスならぬ脳への幻覚攻撃でおじいさんにジュンサーさんの幻を見せて合格する。
もはや軽くホラーである。

デント→カミツレ
ヤナップ→エモンガ

メインイベント

今回の回のカオスを一心に受けた問題のシーン。
一応イケメンであるデントがアニメ版ハイテンションカミツレさんのコスプレするというもはや公式が病気と言われても言い逃れできない展開へと至る。
これは需要云々以前にどうやって発想したのか、もはや発明の域に到達した新境地である。

デント顔のカミツレファッション。

…言葉で書いてみたらまるで理解できない字面である。
デントもデントで真面目だからちゃんとハイテンション版のカミツレさんのセリフを頑張って言おうとしている。
「ハーイ、みんなー私のバトルでくらくらしちゃってねー(宮野)」
この演技に対してケ↑ニヤンのジョーイでもOKしたおじいさんはデントを失格と判断する。
「ポケモンソムリエとして大切なのは記憶!もっと思い出すんだ!カミツレさんのことを!」

と言いながら更にカミツレ演技を続けるデント。
悪い夢である。

結局コスプレ審査を突破出来なかったことに対して抗議するデントだが、フウロちゃんのおじいさんは

「わしはカミツレさんが大好きだから審査は厳しいのじゃ」

とか言い出す。

て、てめえ!
てめえ!世の中じゃカミツレ派かフウロ派かで分かれる中、フウロちゃんの肉親のお前がカミツレ派なのかよ!

と声を大にして叫ぶ大人がそこにはいた。私だった。

ってな感じで。フウロちゃんのおじいさんの女性の趣味が
「ジョーイさん派でカミツレ派」
ということが分かった回。

…ダイアモンドパール編からポケモンだけでなく人間キャラのキャラ立ちも重視されてはいますが、なんなんだこの回は一体w

でもこのどたばたもそろそろ終わりが見えてきてる辺りもの悲しっちゃもの悲しいですが。

…いや、やっぱただのカオス回なんですが一周して壮大なお話でした。
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