コラム部屋

□アニメ感想
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アンパンマンの作者「やなせたかし」さんの生涯は苦労の連続だったそうです。
そんな中でもやなせさんは「絶望の先に希望がある」とのモットーで仕事をし続けていたそうです。
私の生活も今、絶望とまではいいませんが鬱々とはしています。
春の鬱はまだまだ続く…これからも、この先も…
でも絶望を叩き込まれる時期というのは誰でもあると思うし、それこそ今叩かれてるということは後々報われるフラグなのかもしれません。
ネガティブなポジティブという言葉に近いのかもしれません。
「だめだだめだだめだだめだ」
といい続けてそれが一周して
「だめだだめだだめ…あれ?もしかしたら大丈夫かも」
との開き直り術です。辛い時に「辛い辛い」と言うことはある意味正常な反応なので、自信回復だとかは自然回復力に任せるとして、適度に辛さに辛さを重ねることは悪いことではないかもしれません。
「辛」と「幸」せって漢字的にもちょっとしか違わないだろ?

ってなことで

一年前の鬱アニメを今見直して、過去を振り返って生きていきましょう、そうしましょう。

14:「魔法少女まどか☆マギカ」

2011年度のアニメを総なめにした問答無用の神作品。

…なんですが…
この作品リアルタイムで見てませんでした(テヘペロ)
あんなに世間で騒がれたっつーのに私ったら見てませんでした(笑)
オタクの世界でも流行に疎いとかどんだけなの。
まあマジレスするとたしか卒論で忙しかったと思う。多分。

んで今年の冬にいよいよ兄マックスにて放送開始。一年遅れで人気作を視聴してみたんですが…

確かに、ありゃ売れるべくして売れたと思います。

「ガンダム」や「EVA」みたいに劇的に今までの作品と変わっているというわけでなく、むしろ今の世の中にウケそうなものがてんこ盛りだったからこそウケた作品なんだと思います。
この作品の要素といえば…

・魔法少女
・梅テンテー作画のかわいい萌絵
・超展開
・鬱
・時間ループ的なの
・神様云々
・百合

ともかく制作元のニトロプラス的にはいつも通りの脚本なんだけど、よりにもよってそこに「魔法少女」と「萌絵」を合わせてしまった確信犯的なあべこべ感があります。
それこそ「実はグロいグリム童話」みたいな。
アンパンマンが「世の中甘くないんだよ」って言ってるみたいな理不尽さが。
あんなにかわいらしい絵柄と「魔法少女」という題材なのに酷い展開しか待ってません。
あんまり書くとネタばれになっちゃう(今さら?)んですが…

・あっさり人は死ぬ
・Bパート前半あたりでいい話になるけど大体後半でその希望を打ち砕く展開になる→次回の話のAパートでちょっと立て直す→Bパート前半でいい話でまとめる→けど後半で(以下ループ)
・「魔法少女」ものなのに「女ってうざいよなあ」みたいな会話をするシーンがある
・「魔法少女」ものなのに現代兵器が強い。
・「魔法少女」ものなのに主人公の変身シーンがない(笑)
・「魔法少女」ものなのに…(以下大体同じ)


っとまあ基本超展開の末に鬱です。
なのになんであんなに人気なのか、っつーとその「魔法少女」 ものに抱くイメージとのギャップを伏線を交えながらゆっくり壊す、みたいな。
緻密な作品設定をいきなりどーん!と盛るのではなく隠し隠し行ってるあたり実に計算されたエンタテイメントだったなー、と思います。
「魔法少女」ものなのにw

んでも「これちゃんとまとまるのか?」と思いながら見てると最終回で一応一段落つくあたり
絶望にうちひがれた後に、希望が見える
みたいな現代を教えてくれる作品でもありました。
「魔法少女」ものなの(略

そいで自分の場合だとあらかじめニコニコでのMADやらでネタ方面なり予備知識を備えた上で見ていたので、物語中に貼られた伏線なんかを「ああ、あのシーンあるのね…」みたいに笑いを噛みしめながら伏線を楽しませてもらいました。

やはりネット上で騒がれた作品の最大の魅力は、その作品のネタ方面の創作品が多く作られているということだと改めて思いますした。

どっちかっつーと(怒られるかもしれないけど)ニコニコ動画で蔓延しているまど☆マギMADのネタを知るために見ていたと言ってもいいかもしれません。
だってもうこれでもかというくらいあるんですものw
しかも「ギャグ☆マギカ日和」みたいなセンスの良いものばかり。
いい作品認定ってのは、やはりセンスのいい二次創作者がつくものなんでしょうか。

「話題作だから」「人気作だから」「時間ないから」と敬遠していたまど☆マギでしたが、やはり時代のターニングポイント的な、影響のくそでかい作品でした。

映画化…やるとしたら見ようかな…
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