コラム部屋
□アニメ感想
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続いてはこちらのアニメ感想。(果たして日記としてこの下りはどうなんだろか)
3:這いよれ!ニャル子さん
一言で言えばパロディアニメ。
ケロロ軍曹とか太臓モテ王サーガみたいな
元ネタを知っている人間にはニヤニヤが止まらないジャンルの作品なんですが…
それらパロディ作品の中でも際立って
萌だとか
ネットで流行った言葉だとか
ギャルゲノリだとか
百合だとか
男の娘とか
戦隊ものノリだとか
クトゥルーネタにとか
ともかく現代社会のオタク蔓延風潮が産み出したこれでもかというほどネタを詰め込んだ
「ここまでやればそりゃ受けるだろうな」
みたいなそんな…うん。正直言えば胃もたれするような作品でした。
なんか味の濃すぎてごてごてしているラーメンのような。
「面白いことは面白いんだけど見ていて疲れる」
作品で、ネット用語とかニコニコとかの流行りものパロディを初めて触れたみたいなライトユーザーには楽しい作品だったろうけど(だからといって自分がベビーユーザーな訳ではないけれど)
なんかオタク向けに特化され過ぎてて、「オタクウェルカム」なノリがなんとなく嫌悪感でした。
いやあのね…
オタクってだいたいひねくれものだから
自分の好きなマイナーなネタが日の目を見るのはそりゃ嬉しいけど、祭みたいな異常なテンションでもてはやされちゃうとなんか引いちゃうのですよ。
…オタクってめんどくさい!
っ的なオタクの下らないプライドを抜きにしてみれば、パロディ作品としては非常にテンションも高く、才能のある作品でした。
「ネタが多くてタグに困る動画」
というタイトルが毎回ついている通り、もういちいち数えているのが下らなくなるほどの充実っぷりでした。
私はこの作品をニコニコにて視聴してたのですが、そのパロディネタにていちいちみんなでコメントで解説し合ったりと、本当にこの時代に生まれてきて正解の作品でした。
ニコニコじゃなかったら絶対深夜に疲れてたよ!
というか、見ていて体力使う作品とかなんなのwww
特にこの作品を見る時はアニメ視聴スケジュールがかなりきつきつな日で、それはもうげっそりとした表情で
「ハアハア…次はニャル子さんをチェックしなければ…」
とゾンビの様に視聴していた作品でもありました。
まあでもね。
「めだかボックス」でもそうでしたが、好きな作品ってなんとなく叩き文句から先に言いたくなっちゃうんですよね。
こう、認めたくないんだけど、そこにある確かなエンタメ技術に嫉妬しているというか。
確かに見ていて疲れるし、現代のオタクに媚びまくった作品でしたが、
何が一番あの作品で素晴らしかったといえば、
みんなでわいわいと楽しんで動画を見れたり、
OPテーマのMAD作品が大盛りしているのを毎日楽しみにしてたり、
そこでOPの音楽に中毒になってバイク乗ってる時とかに口ずさんだり。
人気作品として愛されている要素をこれでもかと、最初から持っていた、ある意味可愛げのない作品でもありました。
いい意味でね。
そんなハイテンションなニャル子さんもいざ終わってみれば
「やっぱりすごい作品だったんだな…」
としみじみします。
ああ、目を閉じれば浮かんでくる名シーンの回想の数々………
あんなことや…
…こんなことや…
えっと…
あれ、変態ネタしか思い出せないぞ?
やっぱりこのアニメだめじゃないですかー、やだー!
まったく!けしからん!
また叩いてやるから早く二期制作してまた帰ってこいよな!ニャル子さん!