コラム部屋

□アニメ感想
40ページ/42ページ

忙しい日曜日なはずだったけど、急に時間が空いちゃいました。
ラッキー。
ってなことで空いた時間でアニメ感想に参りましょう。

9:Fate/zero

今回はおふざけなしに、正真正銘の今期一番の作品でした。いや、2012年最有力作品と言っても後悔しないほどの神作品でした。
Fateというブランド、
周囲の期待、
タイプムーンというこの手の業界のトップランカー、
まどマギと同じ原作者、

その全ての期待要素に答えるために、答えるべくところをあますところなく全力投球で表現した作品だったでしょう。

バトルシーンの書き込み
吸い込まれる演出、
素晴らしい演技、
他のアニメ作品を圧倒したオープニングとエンディングのクオリティー、

どれをとっても今期覇権を握るべくして握った要素といえるような、もういっそのこと全話劇場で流せよ、ってくらいの素晴らしい作品でした。
やっぱり分割2クルーは大正解でしたね、お疲れ様でした、スタッフの皆さま。
あー、にしてもこのアニメやってる最中はマジで幸せでしたねー。
圧倒的なクオリティーの作品を見て、感動したいという方にはぜひともおすすめしても恥ずかしくない作品でもありました。
この春期のエピソードを一話一話思い出してみても

・VSキャスター戦
・ランサー陣営脱落
・ケリィの過去
・時臣脱落
・愉悦部☆大活躍
・ラストバトル前夜、それぞれの陣営のまとめ
・アーチャーVSライダー
・セイバーVSバーサーカー
・聖杯問答
・士郎との出会い

っと、一話一話思い出しても、どのシーンも名シーンとして心に色強く残っています。
特にケリィ編なんかはあそこだけで映画にできるんではないの?ってくらいの密度の話だし、
アーチャーVSライダー戦は怒涛の名シーンラッシュで、見終わった後の感慨が物凄くて
「この時代にいいもの見た…」
と放心するばかりで…

あー、もうどのシーンが「特に」とか言えませんよ、もう!切りがない!

ともかく一重に言えることは原作に対しての最高の愛情表現の作品の頂点を垣間見ました。
まどマギの原作者が脚本だったこともあり、基本的には鬱展開でしたが、
「絶望の中でこそ、人の矜持が光り輝く」
とでも言いましょうか。もうやめてー、みたいな展開が続いても最終的には辛い中で頑張っているキャラクターのかっこいいシーンが待っているので、
娯楽作品を作る以前に、
自分の好きなキャラクターで創作する以前に、
「絶望の中でこそ人は輝く」
みたいなことを一貫として表現しているところが、一創作者としてもとても勉強になる作品でした。
ウェイバーは本当に大人になれたし、
切嗣は士郎と出会えたことで本当に救われたんだなと思えたし、

この作品をまた違う歳に見た時に、また違うことを思うんでしょうね。
私もそんな作品を作ってみたいものです。

んでもって、こんだけの神作品となると当然二次創作の方も大盛り上がりになるのは必然で、そりゃもう毎日楽しみにしながらニコニコ動画ランキングをチェックしていたものですよ。
やっぱり優秀な二次創作者に愛される作品こそ、名実共に「今期の覇権を握ったアニメ」と言えるんでしょうね。

この作品のおかげで沢山感動したし、二次創作で沢山笑ったし、タイプムーン世界が大きく広がったし、沢山勉強になりました。

私もどちらかというと古めなアニメが好きな人間ですが、こうして新しい作品が活力があるとやっぱりいつの時代でも神作品は神作品なんだな、と希望を持つことができました。
ではまたいつか二度見のその日まで、さらばっ…!

…よし、ステイナイト見てくるか。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ