コラム部屋

□アニポケ感想2
15ページ/40ページ

さてと。

5日連続で連載してきた「灰夜叉」も無事完結しましたので、こっからは通常運営となります。
本当は4回で終る予定だったんだけ(略

さて、5日も放っておいたのでネタがたまってますよー。
特に3連休なにしてたかっていう記事じゃなくて、素直にアニメ感想(とゲーム記事)の予定でいっぱいいっぱいですよー。

ってなことで、リハビリとしてアニポケ感想からいきましょう。

第99話: 「霊獣フォルム総進撃! イッシュ最大の危機!!」
■ロケット団によって海底の神殿に囚われてしまったメロエッタとサトシとピカチュウ。そして、イッシュ地方制圧を企むロケット団のボス・サカキが伝説のポケモンであるトルネロス・ボルトロス・ランドロスを召喚する。3体は霊獣フォルムへとフォルムチェンジするが、暴走してしまい…。

内容もさることながら、アニメポケモンにおいて歴史に刻まれる回となってしまいました。

ロケット団の卒業

です。
まだポケモンがちょっと頼りないころの初期アニメのころからずっと悪役として物語に貢献してくれて
最初は一応敵キャラとして「…なんなんだ…こいつら…」と子供心をわくわくとさせ
大体数週間くらいで「あ…こいつらザコキャラなんだな」と視聴者の理解を得しだいどんどんギャグキャラ化していったロケット団。
お決まりの決め台詞で模式美ギャグで安定しながらアニポケを盛り上げ続け、
金銀
アドバンスジェネレーション
ダイパ
と重ねていくにつれてどんどんロケット団オンリーのキャラ回なども増えていきました。

ムサシの過去は塾生だったりチャリンコ暴走族だったり貧乏人だったり看護師学校の生徒だったりお母さんがものすごいことしてたり…
そしてギャグに飽きたらず真面目にコンテストバトルしてれば、努力を重ねられる普通に立派なコーディネーターでした。

コジロウはぼんぼんのぼっちゃんでそれにまつわるエピソードが沢山ありました。
そんないいとこのぼっちゃんなのに、ロケット団に入ってるし、悪人にはなりきれないとこもあるしタケシセンサーを掻い潜るほどの女装スキルはあるしオウカンマニアだし
そして何より自分のポケモンのためなら我が身を犠牲にできるほどのギャップ萌の残念なイケメンでした(全部誉め言葉)。

そしてニャース。
忘れもしない「ニャースのあいうえお」で子供心に感動の大爆発を残し、ポケモン界唯一の喋れるポケモンとして様々な異種族コミュニケーションの橋渡しネコに。
彼の形を模したニャースの顔型気球はそんな橋渡しネコとしての平和の象徴ではなかったんでしょうか。彼という存在がいるからこそ、ピカ様という太陽が16年間輝けていたんでしょうね。

しかし、私達は一度くらいはこう思っていたのではないだろうか。
「あーあ、またロケット団を倒して終りの展開かよー。いい加減見飽きたよー」

と。
正直に話そう。私にもあった。
ワンパターンであるし、何よりこのアニメのタイトルは「ポケモン」なのである。
なんで16年前のキャラの、しかも人間キャラの紹介話で他のポケモンの出番まで減らしてしまうねん(なぜか関西弁)

そして、その不満は新しいシリーズ、「ベストウィッシュ」にて解消されてしまったのである。
ロケット団の準レギュラー落ち。

最初はこれだった。
多分試験的なことだったんだろうけど「ロケット団がいないポケモンはどうなるんだろう」という公式からの査定だったんでしょう。
その査定は、見事合格してしまいました。
ロケット団がいない回だと、バトル以外でのポケモンの魅力(生態系とか感動系とか)を描けるようになり、マンネリ化をうまい具合に解消されてしまうんですよね。
うん、面白かったよ。最近のポケモン。

そしてついにこの99話にしてロケット団が正式にさよならが決定してしまいました。

正直、悲しいといえば悲しいです。
なにせ子供のころからの付き合いですもの、喪失感が多すぎてなにがなんやら分からないとさえ思ってしまいます。
今だって「どうせいつものやめるやめる詐欺でしょー」とか思いたいですもん。
ですが正式な卒業でした。
あの回でのEDではロケット団卒業バージョンの特別なのに変更されていて、各シリーズの名場面を振り返りながらのお別れでした。(チリーンとドクケイルの話振り返りは胸熱)
また番組最後のロケット団のお仕事、プレゼントアンケートのコーナーでも
「戻ってきてほしいロケット団のポケモンアンケート」
になってしまって、んもう本格的に今後でないことが確定してしまいました。
(ちなみに、やっぱりソーナンスに戻ってきてほしい。けどナタネのとこで強くなったサボネアも見てみたいな)

そんな彼らでしたが、ツイッターとかの反応を見てみるとあのおばかだったころのロケット団を懐かしむ声が非常に多かったです。
確かに彼らが出過ぎなのは問題でしたが、過去の16年間で視聴者に刻みこんできたものの大きさは、人生に影響してきたものが多少なりともあったのではないでしょうか?
きっと。
「ベストウィッシュ」みたいに、準レギュラーとしてちょこちょこ元気な顔を見せてる形式がもしかしたら一番だったのかもしれませんね。

番組中でも言っていた通り、「カントーに戻っただけでまたあの特別なピカチュウを狙って戻ってくるぜ!」っと、いつかの出会いがまた期待できそうです。
その時また笑顔で会えるように、明日のご飯のために生きながらまた彼らの話を見ていたいですね。
ありがとう…ロケット団…そして、永遠に…


はい、ってなことで本編感想しましょか。

内容的には普通に映画並のバトル回でして、あきらかな過剰オーバーテクノロジーを得たサカキさんの暴走を止めるべく激しい空中戦を繰り広げられる回でした。

…まさかポケモンで板野サーカスを見れる日がくるとは思いませんでした。
追尾ミサイル型のストーンエッジとかなんなの、あれで命中率80とか怖すぎんすけど。
あとゴルーグ+ヤナップ…
ヤナップさん完全にバルカン役になってるじゃないっすか。

そして最後にロケット団に引導を渡すのがやはりピカ様でしたね。
ボルトロスの電撃を受け止めて(夢特性の蓄電?)、パワーアップした尻尾版大玉エレキボール(ガイヤフォースみたい)であっさ…かっこよく決めくれました。

またやられた側のサカキさんも、自分の不甲斐なさを反省してたり、大物のボスらしさをなくさないままカントー撤収となり、かなり続きが気になる引きとなりました。

そして最後にムサコジから一言、
「やはりあのピカチュウは侮れないな…」

…無印二話を思い出させる台詞!これで〆とは、味な真似させてくれますね!

ってなことで壮絶な99話でした、卒業回。

あ、林原さんと三木さんは引き続き、ポケモンの声での出演頑張って下さいね。

そんでお前ら。
またいつでも、戻ってこいよな。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ