コラム部屋

□アニポケ感想2
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先週はお休みだったので2週間ぶりのこちらのコーナーとなります。
1週空くとやっぱり長く感じますね。
アニポケ感想!

第103話: 「ソウリュウジム! アイリスVSシャガ!!」
あらすじ:ソウリュウジムのジムリーダー・シャガとバトルすることになったアイリス。心を落ち着かせるためにソウリュウシティの鉄塔に登るアイリスだったが…。

アイリスVSシャガ。ついに始まりました。
この二人、実はゲーム版ではバージョンによって戦うジムリーダーが違う、というバージョン差別化の際に対極の位置付けで登場したキャラクターでして。
確かブラックがシャガ、ホワイトがアイリスという感じでした。
で、いざ2年前にブラックホワイトがアニメ化すると決まった際にアイリスがヒロインポジションになったんですが
「ん?じゃあソウリュウジムのジムリーダーはシャガで決定なの?でも実はアイリスはジムリーダーって身分を隠してサトシと一緒にいるの?」

的な疑問がずっーとついて纏っていたアニポケでしたが、そのモヤモヤとついに決着がつく回でした。
いわばアイリスのまとめ回みたいなものでしたね。
もうすぐイッシュ編も終わることだし、本格的にまとめが入っているなということが伺える回でした。
で、アイリスとシャガの因縁。
これは実は昔のドリュウズ回(確かこのアニポケ感想記事始まって間もないころ)の時にちょろーんと出ていて、実に一年半ぶりに二人の話になりました。
ドリュウズとのバトルの後アイリスの才能を感じたシャガは彼女をソウリュウシティの学園へと招き、ドラゴントレーナーとしての教育をさせることにする。
…それにしても、アニメになると大抵のジムリーダーは設定変更入るというのに、このシャガさんに至っては
・ジムリーダー
・市長
に加えて
・学園長
という更なる役職をゲットしているという強者である。
どんだけスゴい人なんだよwこの人。
そいで物語は主にアイリスの学園生活で進んでいくんですが、(ロリアイリスの姿だと学園というより幼稚園な気もしなくないがw)
才能を認められたアイリスなんですが、野生児の彼女としては同世代の子供と一緒に同じ部屋に入って教科書を見て勉強、という雰囲気には合わず、集団生活に馴染めず色々と苦労したらしいです。

…学校生活で友達ができずぼっち生活とは…おい、やめろ…見るのが辛くなる…

と、あの元気なアイリスにも人間生活で苦労してたんだなという辛い過去がありました。
ですがこんな感じに影の部分のあるとなんだか愛着を感じてしまうのは自分だけでしょうか。
そいで集団生活に馴染められなかったアイリスに決定的な事件が起きてしまいます。
実技のバトルの授業でアイリスはオノンドとクラスメイトの男の子とバトルするんですが、
ここでまたドリュウズの時と同じミスをしてしまい、オノンドに攻め攻めな命令しか出ないで、普通に避けられて無様に負けてしまいます。
それを見たシャガ先生が
「オノンドの状態も把握しないで命令したのが敗因だ。ポケモンは自分の思い通りには動いてはくれない」
っと最もな正論を言われてしまいます。

これがアイリスのトラウマになってしまい、集団生活もできない、授業にもついていけない、とのことで学校をドロップアウトしてしまいます。
そして竜の里に戻ってキバゴをオババ様から預り、旅に出たのが現在のアイリスとなる訳です。

予想はしてましたが結構生生しい過去でしたね。
アイリスがしきりに言う「子供ねぇー」という口癖も、年に似つかずの環境に放り出されたから故の精神と肉体の成長具合がミスマッチしていたから、ということでしょうか(深読み)。
そしてサトシと旅をしている最中に再びシャガと再会。前回のサザンドラの事件を目撃されていて、そこでアイリスの才能を再評価したシャガ。
旅に出て経験したことを確かめるべく、シャガはアイリスにバトルを申し込まれます。
ですがアイリスはたじたじ。それもそうですよね、誰しも黒歴史は振り返りたくないものですもの。
しかしその負の感情と対峙して前を向いてくれたのが今まで一緒に旅をしてきてくれたアイリスという少女のキャラクターとしての強さでした。
再び合間みえるアイリスとシャガ。

最初のバトルは因縁の始まり、ドリュウズVSオノノクス。
シャガさんの見ていない間に色々とありましたアイリスドリュウズのコンビなんですが、巡り巡ってリベンジの機会が回ってきてくれました。
そこでアイリスが選択した手段が…
「前回と同じ戦法で勝つ!」
でした。
一見成長していなさそうな選択ですが、この命令を出す前にドリュウズとのアイキャッチで互いの意思を確認。
多分ドリュウズの気持ちも考えて、同じ戦法でも「シャガにリベンジしたい!」という意思を尊重したんでしょうね。
ドリュウズもいい感じに男の子してますね。
その証拠に昔は接近戦で歯が立たなかったオノノクスに対して互角のド突き合いをかます。それだけに止まらず新しい技、「きあいだま」で中距離戦もこなし一辺等の戦法でないことを示しています。
シャガも「きあいだま」を見て関心してましたからね。確実にアイリスが成長していると見せつけた攻防でした。
しかしここでシャガさん大人げな(違
さすがはハイブリッドジムリーダーだけあってかここでドリュウズと相討ちにまで持ち込みます。
そして続いてのバトル、カイリューVSクリムガン。
今までこのアニメでは何回かクリムガンが登場しましたが、シャガクリムガンの漂うボスっぽさがなんだか今までとは違う雰囲気を醸し出しています。アニメ表現すごいですね。
そいで対するアイリスカイリューコンビ。
デント曰く「空を飛べないクリムガンに対して空からの攻撃有効だね」と言っていたんですが、二人ともそれを承知で敢えてクリムガンに地上戦を挑んでいきます。
んでここでもアイリスとカイリューのアイキャッチが入って
「クリムガンと対等の条件で自分の力を示したいんだよね」
という意志疎通をしてクリムガンとガチンコで殴り合っていきます。
ちょっと前まで全く足並みが揃わなかったことが嘘みたいにいいコンビになっていました。
カイリューの性格を考えて、彼が一番戦い易いスタイルをで戦わせてあげる。
信頼。絆。
それがあるからこそできる戦法、確実に前よりドラゴントレーナーっぽい采配にシャガだけじゃなくて視聴者もアイリスの成長を感じたアイキャッチでした。
冷静に考えてみたらドリュウズ、オノンドに対しては「無理に攻めさせた」ことが失敗した原因で、カイリューに関してはそれも踏まえて「攻め攻めの性格を信じて戦わせる」という正反対な原因だったのが非常によく対比として描かれています。スタッフのアイリスとしてのストーリーを描く意気込みを感じられましたね。

そして決戦カイリューVSクリムガン(結局キバゴに活躍シーンなかったのは残念でしたねw)。
カイリューの猛攻に対して適切にブロック反撃するシャガ&クリムガン。
やはり一筋縄ではいきません。
そんな強敵を前に1つになるアイリス&カイリューのコンビのやりとりを見て、そこで改めて
「ああやっとトレーナーとポケモンのコンビになれたんだな」
と思わず見とれてしまいました。
そしてあんまりに熱が入ってカイリューが「ドラゴンダイブ」使ってる時に普通に翼使っていて
「空跳んでんじゃんw」
と突っ込んでしまいましたが、まあ野暮ですよね。
そしてそんな空から突っ込んできたカイリューにもシャガさん大人げな(略
適切に迎撃してカイリューを倒しちゃいます。

カイリューVSクリムガン、クリムガンの勝ち星。

結局アイリスはまたシャガに負けてしまうんですけど、前とは違って清々しい表情の彼女です。

ですよね。

んもうこれでもかと言うほどアイリスの成長を見ることができました。
…マジでこれアイリスのまとめに入ってますよねw

そして最後にシャガさんからある告白があるんですが、
実はアイリスを学園から出して旅に出させようとオババ様に提案したのは自分だ、という事実を聞かされます。

アイリスの才能は確かにある、だがそれは学園の中では目覚めないかもしれない。彼女には旅のほうがイキイキと才能を伸ばすことができる。

そして旅をした彼女と再び、戦い、成長を確めたバトルの後に最後にこう一言。

「いづれアイリスにはぜひ、ソウリュウジムを継いでほしい」

っと。

きっ


たああああああ!

ここにきて原作のアイリス&シャガ、二人同時ジムリーダーの謎の原作回収をしてくれました。
なるほどねー。
アニメだと結局シャガアイリスのジムが完成するまでのアイリスの成長を描いていた物語だったということですね。
うん、この2年間モヤモヤしていた分すごく感動した告白シーンでした。

で、アイリスとしては
「自分なんかじゃまだまだですよ!」
っといいつつ旅を続けるんですけど、これはあれですね。

サトシ達との旅が終わったらソウリュウ学園にまた戻ってジムリーダー修行する、ってエンドで幕を閉じそうですよね。

…ホントに終わっちゃうんだな。

とりあえずサトシとの旅はもうちょっと続きそうですが、あと少し。
アイリスの成長をまた見守っていきたいと思います。

…でもこれからキバゴに果たして活躍シーンがあるのかな?
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