コラム部屋

□アニポケ感想2
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アニポケ感想いざ参らん。

第84話: 「映画対決! 出撃イッシュ防衛隊!!」
あらすじ:サトシたちはとある港町でルークとゾロアに再会する。映画コンクール用に一本映画を制作するというルークとともに映画が撮れるポケウッドを訪れるサトシたちだが…。

話のネタとしてはBW2の新要素「ポケウッド」の宣伝回なんですが…

ひどい
ひどすぎる。

元々ポケットモンスターという作品自体、何かしらのパロディーとかには寛容な作品であって、その無印の先祖帰り的なパロディーネタが多いのもベストウィッシュの好感的なところでした。
最近では「仮面ライダー」とか「ドラえもん」のパロディーとかやって
「おいおいこんなネタやって大丈夫かよーはは」
とか一応ジョークとして受け取って笑っていたけど、今回の話はマジでやばい。もう軽く悪のりの範疇を超えていて、もういっそのことニャル子さんと一緒に怒られても庇えないくらいに始終パロディーネタしかない三十分でした。
…え、これ一応BW2の購入催促回なんだよね?怒られても知らないんだからね。
って心配するくらいカオスな回でした。

まずルークの再登場。
えっと、去年の映画催促回以来の登場だから約一年ぶりの登場ですね。
…どうして帰ってきたんだ…
元々ルーク自体がパロディーの塊みたいなものなので、枷が外れたパロディー回にはもってこいの存在ですね。
はい、まずルークの存在そのもので
・コナン
・ナディア
・ヒロシ
のパロディー。んでルークとデントが再会次第映画オタトークを開始してここでも何個かのパロディトークをして、アニメ開始三分も経たないうちに視聴者をポカンとさせる。
…信じがたいことですが、最近のポケモンって驚くくらいデントのオタトークを延々と聞かされてからの物語スタートが多いんですよね。
だめだ、このアニメ。
んで映画村にて行われる作品大会にルークと共に出ようと意気込むサトシ一向。
そこへ映画村のオーナーである「ゴールド」さんから激をもらうんですが…
ちょっと待て!
ゴゴゴ、ゴールドさん?
え、名前的に大丈夫なの?
また何かのパロディでそういう名前なんだろうけど(もはやネタが多すぎていちいち拾ってられない)、ポケモン界のゴールドさんといえば金銀主人公の名前であって、あの何て言うか、一応色系統の名前で被っちゃって大丈夫なんでしょうか。
…うん、この回におけるスタッフのすてみタックルっぷりが垣間見れた気がしました。
そんでゴールドさんに続いて登場したルークのライバル役の子なんだけどいきなり背後からCV皆川純子さんの声で…
「まだまだ甘いな、ルーク」
という台詞でライバル君が登場する。

ちょっと待てぇ!

その声でそういった台詞言われるとどう聞いても越前リョーマことコシマエにしか聞こえないんだが!って言うかたかがちょい役のライバルにキャスト豪華だな!おい!

(まだまだ濃いネタが多いので一つ一つのネタに対するコメントを少なめにしていく。記事が終わらない)

続いてルークと共にファミレスっぽいところで映画制作会議をするサトシ一向。
ただ大人しくミーティングしてればいいものの、サトシとアイリスがでかいハンバーガーを食べるシーンで
「『ダーティハーデリア』って作品でこんな大きいハンバーガー食べるシーンあったな」
「うん、あったあった」
とか言い出す。
えっと、それってもしかして『ダーティベア』?
だとしたら今の子元ネタ分かんないだろ!スタッフの年齢層三十歳くらいだとかなりリアルに見受けられちゃったよ!気持ち悪いな、もう!
っていうか日常シーンまでにパロディ入れるなよ!

そして始まる撮影シーン。
映画の内容はゲームの宣伝通り「メカバンギラス」を倒す物語、として作られていくんだけれども…

嫌な予感しかしない(血涙)

一応撮影シーンはダイジェストで送っているんだけれども、もうこの時点でゴジラパロディが決定的である。
まあ…原作ゲーム自体がパロディだからそこは罪ないんだろうけど。
にしてもただ映画とる、ってだけでなくそれなりにCG編集しようとしてたり絵コンテ書いてたり、アイリスが涙を出す訓練してたり(ひどいよ…あんまりだよ…って言えば泣けるんじゃね?)極めつけにサトシ達がアフレコスタジオで自分に声あててたり、いちいち撮影現場をリアルに書いてたのがなんかもう一週してイラッときました(笑)

そして撮影を終えて、始まる試写会。

まず始まるルークのライバルの子の作品は、なんだか初代ゴジラっぽく鬱エンド。なんかさらっとメーサー砲とか出てきてちょっとテンション上がる(もうツッコミを入れるの疲れてきた)

んで開き直って「あ、意外と面白いかも」とか思っていると…
本当の地獄はこれからだった…

次に始まるサトシ達の作品。ストーリーは同じメカバンギラスを倒すお話し。
まずメカバンギラスが島に上陸しようとするシーンから、映画はスタートする。
それを戦闘機に乗ったサトシとピカチュウと豚が迎撃する。(戦闘機の武装とは一体なんだったのか)
ここまではまあ控え目なゴジラパロディなんだけど…やはりスタッフの中にコアなゴジラオタク…それも歴代ゴジラを愛して止まない人間がいる歪みの頭角をじわりじわりと表していく。

メカバンギラスによって迎撃されたサトシ達はあるUFOを発見する。
その中にはデンドロン星人ことデントが「フゥーハハハ!」とか言いながらメカバンギラスを操って地球を征服しようと高笑いしている。

この時点のツッコミポイント。
・宇宙人に操られてるメカバンギラスとか、更にメカゴジラストーリーのまんまにしてどうする!怒られるだろ!
・そもそもデンドロン星人って!いつもデントを変換する時に『デンロビウム』って出そうになって更にややこしことにしてどうすんだよ!
・っていうか宮野に「フゥーハハハ!」とか言わすの完全に確信犯だろ!どう聞いてもマッドサイエンティストこと凶魔さんじゃないかよ!+`△´フーーーーーーン!
・って言うか宮野って普通にウルトラマンの中の人なのに何特撮パロディや ら せ て ん だ よ !

ハアハア…宮野のワンシーンだけでどんだけツッコミところあるんだよ…
で次にメカバンギラスを倒すために巫女役のアイリスが出てくるんだけど
双子っていうね(片方ゾロア)

モスラじゃねぇえかっ!(迫真)

んで巫女アイリスが伝説の巨人、ゴルーグを復活させようと奮闘するけど結局メカバンギラスによって崩される巨人像、迫るメカバンギラスの前になす統べなく蹂躙される寸前、奇跡が起きて、アイリスを守るためにゴルーグへと進化するゴビット。

<(`△´)>ガオー

その鉄人28号のポーズやめなさい!

にしてもポケモンらしからぬデザインのゴルーグの最大にいい使い方である。なんかいちいち表現がムカつく。
そんでゴルーグ対メカバンギラスが完全にゴジラからスーパーロボット大戦に。
お前はガンダムではない!
んで最後の止めのメガトンパンチの構えが完全に「ロケットパンチ」。もうあそこまでいったら鉄拳飛ばしちゃってもいいのよ?

んでメカバンギラスを倒して無事エンディングに。

静まる劇場。
「あ…もしかして受けなかった?」
とガッカリするルーク。そりゃあんだけパロディ詰め込んだら引きますわあ…
とか思っていたら実は観客は作品の迫力に息を呑まれていただけでした。その迫力ある作品のおかげで無事映画祭に優勝できましたとさ。

チャンチャン。

というお話しでした。

はぁ…

疲れた…

なんというか、ポケモンって一応子供向けアニメだからどこか甘く見ていたところありましたが、本気出した時のスタッフの凄さを気持ち悪くなるくらい見せられました。
もうお腹一杯やで!

にしても一応バンギラスの説明とかメロエッタの伏線とかちゃっかり張ってたりしてる回なので、完全に趣味ばかりに走らず宣伝してたりもしたんですが…

他が濃すぎてなんかもうどうでもよくなっちゃったよ!そこらへん!

いやあ…

自分のツッコミスキルが試される一話でした。
結局全部のパロディ合わせたらどんだけになるんだろう。
…なんだか数えたら負けな気がする。
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