コラム部屋

□アニメ感想2
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ぐえっー日記書いてて今までで一番やばい身体状態かもしれない。
風邪の身体で過労しちゃいました。
一周回って全身の感覚がぼやー、っとしてます。
やばいやばい。
早いとこアニメ感想書いて寝るとしましょう。良い子は真似しないでね!

さて!ついにやって参りました春アニメ感想、ラスト作品。

21:エウレカセブンAO

の感想を書いてにっくき春から別れを告げて、夏に参りましょう。
…っていうかやっぱり夏は夏風邪がいやだけどな!

はい。
ではエウレカの感想です。

まず「AO」の前に「エウレカセブン」自体についての説明を挟みますとね…

2005年くらいだかにやっていたアニメ、「エウレカセブン」。
アクエリオンEVOLの感想の時にも書いたのですが、「ガンダム」「EVA」「マクロス」に続く意欲的なロボットアニメとして登場してくれました。
そもそもなんで「ガンダム」「EVA」があんなにももてはやされている、という理由としては一重に歴史を変えた作品だからなんですよね。
今までになかった手法で作品を手掛けムーブメントを起こして、後に出てくる作品達に大きな影響を及ぼした作品。
例えば「ガンダム」なら今までスーパーロボットのヒーローものはがりだったロボアクションにおいて
戦争というリアルさを描いた初めての作品なんですよね。
敵のロボットを倒せば上官から怒られるし、戦闘の勝ち負けよりもアムロの心理描写の方が重要に描かれていたり。
信じられないかもしれませんが初代ガンダムって最初は人気がなくて、アニメ放送が放送期間を短くして打ち切りになった作品なんですよ。
だけど再放送からじわじわとファンを増やしていき、「すごい作品があるぞ」と注目されて今の一大ジャンルにまで人気に至るんです。
また再放送から人気になったといえば「エヴァンゲリオン」も有名なものです。
名作は最初のうちは評価されないもの、といえば簡単なんですが、「エヴァ」に至ってはあまりにも複雑すぎる裏設定。心を殺して仕事をしていた同時の現代社会人達が後から「エヴァ」を見て、シンジ君に感情移入し、絶大的にはまっていったと言ったほうが適切でしょうか。
そう。「エヴァ」も「ガンダム」も今までにないことをして、後に続く作品がそれの真似事のように思えるほどの影響力をもっていた作品。
第一次アニメブームが宇宙戦艦ヤマト(70年代)、
第二次アニメブームがガンダム(80年代)、
そして、エヴァが第三次(90年代)っつーくらいの影響力です。
んじゃ(00年代)のブーム作品はなんなの?というと、これが微妙だったりします。
結局(00年代)で一番売れたといえばガンダムSEEDなんじゃないかと思うんですけど、そもそもまたガンダムじゃん、って感じだし、お察しの方はいるかもしれませんが、売てましたが色々と賛否両論な作品でした。
んじゃ(00年代)のブームはなんだったの、と言うなら一重に「ガンダム、エヴァを越える作品作っちゃおうブーム」だったかもしれません。
それぞれの作品が各々の個性を生かして先人の作品を越えようと努力する。だけどオタク娯楽の多様化によってなんだかイマイチブームを作るだけの社会現象は起きなかった、とでも言えましょうか。
つまるところ、人種のサラダボールならぬアニメのサラダボール、群雄割拠の戦国時代だったんじゃないかと思います。

そんな中で現れた「エウレカセブン」と「アクエリオン」(やっと本題)。

後者の「アクエリオン」がエヴァ、ガンダムで培われたリアルロボット風潮に逆行する「ギャグノリのスーパーロボット」で一周回って邪道な個性を見つけたというならば

「エウレカセブン」のベクトルはきれいにガンダムエヴァと同じ方向にいきつつ、世界観やロボットで特徴つけた作品とでも言いましょうか。
「エヴァ」「ガンダム」の最大の共通点といえば
「思春期の子供がロボットに乗って無理矢理戦わせられる」
なんですよね。
ロボアクションは勿論するんですが、戦いの勝敗よりも主人公の内面成長、大人の世界とのふれあいを描いたのが、当事の現代人に受けたのです。
「エウレカセブン」はそのリアルロボット王道のDNAを受け継ぎながら
主人公が大人に反発したり、恋をしたり、そしてロボットに乗って成長しつつ、ロボアクションも欠かさず行い、
そこにちょっぴりファンタジー要素と、ガンダムエヴァと違って根暗少年ではない主人公を描くことで個性を成り立った作品でした。
正攻法でガンダムエヴァに挑戦した、ある意味すごい作品なんですよね。
その「エウレカセブン」から早7年くらい。
今年の春期にその正当続編「エウレカセブンAO」がスタート致しました。
アクエリオンEVOLと放送時期が被るなんて、粋なことしますよね。
そんな「AO」はどんな話だったかというなら、やはり「子供の主張VS閉鎖的な大人の意見」やら「成長する子供、それを見守る大人と」を実に叙情的に描いた作品でした。
何気に一話冒頭で引いた伏線をその回で回収して、敵をメカアクションで倒しておしまい、っていう初代ガンダムを彷彿とさせる構成も素晴らしいものでした。
なんやかんやいってアクションシーンやってこそのアニメーションですからね。
なので毎週それはもう幸せな時間でしたよ。
フレアちゃんのお尻ぺろぺ…じゃなくて、
きっちりと起承転結、オチ、アクションシーンを配分してくれるアニメだったので、それだけでも優秀な作品でした。

そして「AO」と前作エウレカセブンとの関係は一体なんなのか…
1クルーのラストでは新旧ニルヴァーシュの共闘でかなり熱い思いをさせてもらいました。
果たしてあのエウレカは何者なのか、平行世界設定なのか、ならアオの母親のエウレカは一体何者なのか、レントンが父親なのか…

平行世界設定なら第三次スパロボZであんなことやこんなことが妄想できますね、イーヒヒッ。

前作を見ていた人、クオリティの高いロボット作品を見たい人には本当にお勧めしたい「エウレカセブンAO」。

これからの2クルー目も楽しんでいきましょう。

…あれ、風邪なんか軽くなった?

トラパーのおかげですね、分かります。
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