コラム部屋

□アニメ感想2
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さーてさて皆さん。
これから大の大人がひどいことするんで、できるだけ画面から引かないで見守っててくださいね。
…うん。こんなんでサイト運営大丈夫なんだろうか。

夏アニメ感想!

13:スマイルプリキュア

昔の偉い人はこう言いました。

オタクとは、隠してこそ価値があるのだ。
と。
人間誰しも公の顔と私の顔がある訳ですが、それをもっているというのは別に悪いことではなく実はいいことなんですよね。
自分だけの顔、みんなに見せるだけの顔の境目をはっきりさせることによって、互いの顔の使い分けがはっきりして公私共にめりはりのある活躍ができるのだと思います。
秘密は、もっていて当たり前のものです。
近年ではオタクウェルカムノリみたいな風習はありはしますが、本来そういった趣味というのは隠れてコソコソとやるのが昔からのスタイルで合っていると思います。
私は別に今の風習を否定するという訳ではありませんが、オタク趣味は本来その立場でいていいと思ってるんですよね。
バレたら世間蔑まされるから、趣味を隠しながら生きていく。
一見窮屈な生き方かもしれませんが、実に日本人らしい感性だと私は思います。
こう引きこもり気質というか、ネガティブそうに見えるけどポジティブというか。
例えば自分の好きなことを我慢して公の場で活躍している人間なんてこの世に沢山いると思います。
自分の趣味を我慢して、和の協調の心を尊重する。実に日本らしいじゃないですか。

だからこそ。

公の場には明かさない秘密の趣味。
他の人には迷惑かけないし仕事もちゃんとするからともかく、誰にも話せないようなそんな自分の世界をもつこと。
生きていく上でそーいうのがあったほうが有意義だと思います。
そしてたまーに公の場とは全く関係のない気の知れた仲間と共にその作品についてこっそりと語り合う。
それを求めて、そんな世界でひっそりと楽しむ姿こそ日本人らしいアニメの楽しみ方じゃないんでしょうか。
そんな傾向って男の子とかは既に幼少時代のころから氷山の一角のように表れているものでしてね。
例えば私達の世代で言うなら「セーラームーン」とか言えば分かりやすいでしょうか。
男の子グループの中で「セーラームーン」見ていると暴露されたら最後、
「やーいお前男なのにセーラームーンみてやんのー」
と言われて社会性が問われる一大シークレットなので大抵の男子は
「べ、別にセーラームーンなんて見てねーよ!」
とか言ってしまうのですが、
女の子の友達の家に行ったり、家に妹とかいるとどうしても目には映ってしまうもので、興味津々なそのころの子供としてはどうしても気になってしまうんですよね。
「もしかしたらすごく面白い話話かもしれない…でも見ているのバレたら社会的に殺されるっ…!」
というスリルがあるのです。
そのスリルこそが日本人らしい「秘密主義」の変た…じゃない、日本人らしさに目覚める第一歩なのだと思います。

えっと。

何の話してましたっけ。
あ、そうだプリキュア。
いわゆる現在の「セーラームーン」に位置するプリキュアも、このアニメ界における伝統的な「こっそり見るアニメ」の一つなので、日本人として私もこの文化をこっそりと見守るために見ているんですよ。
べ、別に好きでプリキュアなんて見てる訳じゃねーし!

はい。
ってなことで御託が終りましたのでそろそれ感想に移りたいと思います(夜中に何やってんだろ、自分)

さて、歴代プリキュアの中でも最たるネタアニメ化してしまったスマプリ。
明らかに女児に分からなそうなパロネタとか大人気ない力入れすぎのネタとかありまくりで引いてしまいそうなんですが、
感動するとこはするし、
プリキュアにあるまじき安定作画だし、
もうなにからなにまでスタッフの手のひらの上で視聴者が弄ばれてる気さえする変なところでクオリティの高い作品になってしまいました。
…こんなプリキュアあり?
とか思いつつも今期で既に3クルー目に突入。
敵、味方のパワーインフレも熾烈化していき、各一般回でもそれとなく各キャラの軽いまとめみたいなノリになってきて
「ああ…もうすぐ終りそうだな」
って雰囲気になってきました。
あんなネタアニメですが、やはり寂しいものですね。
この前ガチロボ作画のネタ回とかやってましたけど、スマプリだからこそあんなネタができますもんね。
今後あんなぶっ飛び一般回のあるプリキュアが出てくるのだろうか…
いや、出てこないほうがいいんだろうけど…

それにしても最近なんやかんや一年がまた長くなったと思ってきましたが、プリキュア見てると一年が短く感じる不思議。
本当、変なアニメですよね。

このアニメ界における特異点のようなジャンル、スマプリ。
あと3ヶ月間も見守っていきたいと思います。

さーて!来年はどんなプリキュアかな((
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