コラム部屋

□アニメ感想2
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余裕ぶっこいてた夏アニメ感想ももういい感じに季節外れになってきましたので、どんどん書いていこうと思います。

14:ソードアートオンライン(以下SAO)

実はこのアニメ、今回の夏アニメ感想でも紹介しました「アクセルワールド」の作者、川原礫さんのもう一つの看板作品なんですよね。
刊行ペース的には
アクセル→SAO
の順番で2ヶ月くらいの超特急ペース書いているすごい作家さんでして、
アクセルがアニメ化決まり次代、同時期にアニメ化された兄弟作品同時放送の川原ファンにとってはものすごい1クルーでした。
そんなアクセルが2クルー目を終える最中に始まったこのSAOなんですが、題材としては
近未来オンラインゲーム。
なんです。
アクセルが近未来格闘ゲームに対して、また作者の十八番であるオンラインゲーのラノベ原作の話なんですが、
これまたいい具合にアクセルとは違った世界観の作品になっていまして、
アクセルも楽しいし、SAOも楽しめる。
そんな夏でした。

実はここまで書いといて今更言うのもなんですけど、
実は自分「アクセルワールド」は原作を読んでいたのですが、「ソードアートオンライン」に関しては全く手をつけていない状態でしたので、
純粋にSAOはどんな話なのかな?
という期待と
アクセルとはどういった差別化を図っているのかな?

という初見ながらも変な目線でのSAO視聴となりました。

まあ個人ブログの感想なんでずばり書いてしまうのなら

SAO最初は面白かったけど、終盤の展開がちょっとな…

って感じでした。
アクセルの方は一応対戦格闘ゲームを題材としている作品なので、ノリとしてはホビー作品なんですよね。
こう、普段そのゲームで遊んでいる分には危険なゲームではないのだけれど、大人げない組織とか「実はこのゲームにはこんな秘密が隠されているんだ…」的な感じで次第にシリアスになって面白くなっていく、それがアクセルワールドでした。

対してSAOは対照的にかなりのハード展開なゲーム創作品でした。
一話目からいきなり「ゲームで死んだら現実でも死ぬからね」的な展開になりまして
ここで「ハンターハンター、グリードアイランド編」とか「映画名探偵コナン、ベイカー街の亡霊」とかを思い出した人も多いんじゃないでしょうか。

「ゲームで死んだら実際死ぬ」

みたいな設定はどのゲーム創作でもありきたりなものではありますが、どの作品もドキドキするスリルはあるし、世界観設定も独特なものが多いので自然とSAOの一話を見た時の期待度もどんどん上がっていきました。
またアニメ始まる前の原作組からの評判も悪い評判なんか一つもなくて
「どんだけ原作神作品なんだよ」
みたいな感じで一話のできもすごくよいのも相まって(デスゲームが始まる絶望感と世界観設定が素晴らしい第1話でした)
んもううなぎ登りな期待値のアニメでした。

だったんですが…

なんだか前の「アクセルワールド」の感想と被るところがあるんですが、
ともかく話のまとめの「結」がちょっと残念な感じでした。
川原さんもどこかのあとがきで言っていたのですが
「話の畳み方が苦手だ」
というところが…まさかアニメにも影響しちゃってるのかな?
という不安がありました。

具体的なこと言いますと、
最初はガチのゲーム攻略アニメになるかと思いきや、後半になるとヒロインの女の子との恋愛話にすり変わっていましてね。
女の子はかわいいしいい話なんですが最初の期待値を考えると
「…なんだキャラアニメか」
みたいなしょんぼり感がありました。
実際ゲーム攻略も最後はいきなりラスボス戦になって急に終わってしまいましたからね。
尺の都合もあるんだろうけど、やっぱりゲーム攻略をメインに書いて欲しかったですね。
(それになんだか終盤の原作組の反応を見てもそんなに良くなかった気がします)

そんなこんなでこの3ヶ月で「アインクラット編」が終了し、次のクルーでは「フェアリーダンス編」が始まるSAOなんですが。

とわ言っても兄弟作品のアクセルは2クルー目で見事挽回するほど悪かった要素が改善されていましたので、その流れを汲むならSAOも化けてくれると信じてます。

そんなこんなで「フェアリーダンス編」も引き続き楽しんでいきたいと思います。

…あ、なんでや!なんでキバオウさんの感想のこと書き忘れてしまったんや!
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