コラム部屋

□アニメ感想2
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移動中暇なので、アニメ感動に全力投球したいと思います。

17:戦国コレクション

いきなり結論から書いてしまいます。
最っ高に!面白いアニメでした。
誤解を恐れずに断言したいのですが、アニメ視聴生活をしていて本当に良かったと思える作品でした。
このご時世、アニメ放送が蔓延としている現在ですが、やはりなんでもかんでも見るという訳にはいかないんですよね。
仕事もあるし、アニメ見ている間は行動も制限されてしまう。
そんな中で何故アニメを見てしまうのかと言えば、一重に「ものすごく面白い作品になるかもしれない…」
という未知な変化があるかもだからなんですよね。
面白い、って感情は実に不思議でして言語化できないものですが

一般的に言えば「暇つぶし」だったり

アニメを見て有意義な人生を送ろうと思ったら「感動が欲しい」からとか「キャラクターを好きだから」とか「周りが見てるから話しを合わせるため」だとか。

創作をしている人なら「他作品を見て勉強するため」とか「心を豊かにするため」とか。

人それぞれ様々な理由があって私生活の時間を削ってアニメを見ていると思います。
しかし「そこに時間を削る価値がある作品か」というのは前評判とか初回放送では分からないところがあります。
あのドラゴンボールやキン肉マンだって、最初はギャグノリの作品だったんですもの。
全ての作品において言える訳ではないですが、どの作品にも「大化け」する可能性というのがあるんです。
一話がつまらなくてもその後化けるかもしれない、名作と評価されて見なかったことを後悔するかもしれない。
もしかしたら人生を変えてくれる作品かもしれない。

基本的にアニメ視聴においても「ダメな子だと第一印象で見限らない、根気よく見守ること」が大事なのです。

この戦国コレクションも

春アニメの感想記事でも書いたのですが、最初はハズレアニメな雰囲気でした。
こうよくある萌アニメのような、ただ戦国ブームに乗っかっただけのような。
そんな個性のない第一印象でした。
なんなの、モバゲー原作とか。
しかしその第一印象を後で後悔するような、「ジョジョの奇妙な冒険」を絵柄だけで毛嫌いしていたころが恥ずかしくなるくらいの感覚を再び思い出させてくれた作品でした。
この仮にも忙しい生活の中で時間を削ってアニメ生活を続けてきた甲斐があったと、一番報われる出会いだったと思います。
あー、切らなくて良かったー。
本当に楽しい半年間を過ごすことができました。
ありがとう、戦国コレクション。

一話一話が独立したオムニバス形式の話で、それぞれの回が本当にセンスが良くて楽しめたし、
そして最終回では今まで出てきたキャラクター達が総出演するEDで〆るという感動的なものでした。
しかもシンクと純ちゃんが再会するところからEDに入るとか…良かったね、純ちゃん。とウルッとしちゃいました。
そして最後に元気そうな姿でEDを飾ってくれるキャラクター達(吉継ちゃんが笑顔でいて本当に良かった)、半年間が一気にぶわー、と思い出されていき
感無量
の一言に尽きる最終回でした。一話たりとも見逃さずに見てきた視聴者に、最後の最後にとっておきの明日が待っていてくれました。

この戦国コレクションという作品の感想としてはそれはもう一話一話違ってくるのですが、全体的なことを言うならそんなとこです。
視聴継続は力なり。
です。またこんな出会いがあることを信じて、これからも色んな作品との出会いを楽しみにしていこうと思います。

では最後に、この夏クルーで放送された回一つ一つにそれなりにコメントして終わりにしようと思います(結局する)。


◆金牡丹・近藤勇
◆黒桔梗・土方歳三
◆白蓮・沖田総司

夏クルー開始からいきなり戦国に関係ないまさかの新撰組回。
しかもなんもストーリーに関係ないまったり回ときたものであるw
ある意味このアニメ「らしい」クルー開始回だったんじゃないでしょうか。
沖田ちゃんの笑顔が忘れられない。先輩達から庇いたい、この笑顔。

◆殲滅姫・最上義光

スタイリッシュ三部作、第二部。
シリーズのもう一人の主人公、伊達政宗様の伏線回でした。
関係的には叔母だけどロリなギャップの義光ちゃん。振り返ってみればこの作品で一番まともな感性のロリだったんじゃないでしょうか。
なんだか全部村田さんに持っていかれた感がありますがw

◆剣聖・足利義輝
◆お茶道・千利休
◆斬神・柳生石舟斎

主人公、モブナガちゃんが出る貴重な(笑)ギャグ回。
卜伝ちゃんの回で出てきた義輝と石舟斎の活躍回…だったのだが
お前ら普通に戦えば強いというのに何故かロシアンルーレットで戦う剣豪達。
バカ三人が集まってロシアンルーレットやるとろくなことことがないということが教訓の回でしたw
利休ちゃんマジ苦労人。

◆春陽愛君・劉備

これって三国ぅ↑
ついに劉備まで出てきてしまった戦国コレクション。もやは何も言うまい。
内容としては春クルーの芭蕉回でもあったのですが
「ツンデレと懐柔する」
みたいなほのぼの回も実に多いアニメでした。
そして劉備ちゃんの声が私の大好きな声優さんの堀江由衣さんっていうね。しかも劉備ちゃん、呪いにかけられて豚に変身してしまうという設定もあったんですが…

ぶ、ぶひっー!

豚役をやっているほっちゃんもかなりかわいいということが証明されました。
ほっちゃんは何をやってもかわいいなぁ、ぶひぶひ。
…豚って頭いい動物なんですよ?

◆四ツ葉・大谷吉継

戦国コレクション、っというかアニメの中でも異例中の異例な表現をした作品。
感想の中でも意見が分かれたのですが、自分は吉継ちゃんの生活に「鬱」というよりかかなりの「共感」を得ました。
なんかもう他人とは思えない吉継ちゃん。
一緒にボーリング行こうな?
この回はまた時間が経ったらもう一度見たいと思いました。
うん、EDで会えて一番嬉しかったキャラでした。

◆復讐ノ牙・明智光秀

アッケリーン。
いよいよ出てきた戦国コレクション本筋ストーリーの光秀ちゃん。
感動の最終回の伏線をひく重要なキャラクターでした。
にしてもどの戦国パロディでも明智光秀はヤンデレなんだなw

◆戦騎女王・武田信玄

神回。
最高にセンスが良くて起承転結がはっきりしている脚本に脱帽した回でした。
この戦国コレクションの作品はよくとある映画のパロディをするのですが、この回はまんま「21世紀宇宙の旅」
批判コメントの中でよく
「映画のパクリじゃん」
というのを見るのですが、たとえパクリだとしとももあそこまで面白くできるねは凄い才能だと思う。誰にだって出来る作品ではありませんでした。
正真正銘一話単品で見て最高に楽しめる回でしたので、一見様にもオススメしたい話でした。

◆華麗・片倉小十郎
◆独眼竜姫・伊達政宗

スタイリッシュ三部作、第三部。
最後はかっこよくこじゅと政宗で決めてくれました。
しかもこちらのパロディ元は松本清張の推理小説ということもあり、戦国コレクションらしくありながら最も渋くかっこいい回となりましたので、またもや脚本演出の凄さに感嘆した回でした。
ロリコン親父がかっこいいアニメは神アニメ。

◆お砂場・尼子経久

ま ご う な き 神 回。
さっきから神回神回と連呼してますが、この回はトップクラスでやばかった。
センスの塊である。
前クルーでは卜伝ちゃんの回が一番面白かったと言いましたが、それに迫るものでした。
…ロリ回が神回とかこのアニメの脚本どうかしてんじゃねーの!(誉め言葉)
戦国コレクションにおける看板エピソードとして扱ってもいいと思える話でした。
何気に23話にしてやっと戦国っぽいことしてますもんねw
内容としては「幼稚園のお砂場遊びの陣地取り合い」なんですけど、視聴する前に誰もが舐めていたと思うんですが、
ガチでレベルの高い心理戦で度肝を抜かされます。
いやガチで。少しでも疑いがあるようなら私がお金払ってもいいんで見てほしいものです。
「シリアスな笑い」というか本気で頭脳派幼稚園園児同士のマジバトルが見えて、引くとかそういうのを超越して感動しました。
そしてラストはモブナガ落ちで完璧に落ちて、あれほど頭脳派だった園児達が本気で泣いて
「変なお姉ちゃん(主人公)がお城壊したー」
と泣きじゃくるシーンを見て
「あ、子供だったんだ、ほっ」
として
「お、覚えてなさいよー」
と三下の台詞を吐いて幼稚園園児から逃げていく主人公を見て
「ああ…良かった…いつもの戦コレだ」
と安心する回でした。

◆泰平女君・徳川家康

二回もズルい。
春クルーでもあった家康ちゃん、二回目のピックアップ。
神回連打が続いていたせいか、この回になって急に大人しく感じるあたり、なんだか感覚が狂ってきていることを再認識させられることになる。
うん、今までの流れが凄過ぎただけだったんや…
にしても二話で出てきたキャラのその後が出てきたり、最終回に向けての総出演フラグを醸し出していていい回でした。

◆元帥姫・今川義元

モブナガちゃんのライバル、やっと主役回。
なのに釣りに没頭するというなんだかよく分からない展開にw
と思いきや、ちゃんと新しい技に繋がるヒントを得ていたり、ドラゴンボールよろしく「ちゃんとした修業だったよ」回という。
久々に意外な修業をストーリーにしたて上げていた素直なエピソードでした。
にしてもニコニコで視聴してた時に
「小太郎ちゃんも下乳に隠れてるけど、中々いいものをおもちで…」
っていうコメントを見ましたが、ヨシモーの下乳に隠れるとこなんてねーよ!とツッコミを入れてしまいました。
はっはっはー

はは…

◆小悪魔王・織田信長
◆復讐ノ牙・明智光秀
◆野心姫・北条早雲
◆元帥姫・今川義元

最終回。
主人公ズとライバルのバトルもさることながら、やっぱり一番の感動はEDでの全キャラ出演でしたね。
何気にアニメオリジナルキャラクターももれなく全員登場していて、ホント、スタッフに愛されていた作品だということを実感しました。
素敵。
その一言に過ぎますね。
うん、みんな主人公でした。モブナガちゃんマジ名脇役!

そんなこんな、重なりますが、もう最後にもう一度言わせてもらいます。

ありがとう、戦国コレクション。楽しい半年でした。

また会える日を楽しみにしてますね。


君はダーリン、私マドンナ。
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