コラム部屋
□アニメ感想3
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私生活を充実させたければ、公的生活をちゃんとすべきだ。
とか。
仕事の際には心を石のようにして、感情と任務を区切って考えるべきだ。
とか。
そんなことをこの1年以上におよぶ月曜日コーナーで何回かピックアップしたかもしれないが、それについて再度触れていこうと思う。
大事だもんね、この考え方。たまには振り返りたくなりますよ。
言わばまあ「それはそれ、これはこれ」の精神なんですけど。
仕事とかでなんか個人的にどうなの?とか思うことやら尊敬できないことでも「はい」と言わなければいけない情況においては少なからずストレス、というか自分に嘘をついて生きていかなければいけません。
自分は立派な社会人ー。いやな顔一つせずに仕事をする聖人ー。
とかまあ言いたいし目標ではありますけど、どうしても人間であります。
間違えもするし、嫌なことに向き合わずなかったことにしようとしちゃいます。
そーいった「立派じゃないこと」って少し前の自分なら軽蔑するようなことだったんですけど、まあ自分一人が軽蔑したからって何事もなく回ってしまうのが世の中というものです。
だから心を殺す。
いやなことでもやらなきゃいけない。
大人になる、ってことは「曲がる」ことの大切さを知ることなのかもしれません。
ポジティブに考えるなら実に日本人らしい、自分を前に出さないでせっせと世間のために生きることになりますけど。
まあ行きすぎたらただの人格破壊者になるよね。
自分がどんな人間かわからなくなってそのまま人間離れした生物になってしまいますよね。
そーならないように。
やはりある程度のところで「仕事は仕事、自分は自分」と割りきるしかありません。
だから感情を石のようにするしかないんです。
自分を守るために、生活するために。
だから時々「今自分のやってることって立派なことなのかな?」と不安になるわけなんですけど、残念ながらその立身の気持ちと仕事とは別ものなんです。
でもできれば「立派になる=仕事」に繋がってたほうがかっこいいですよね。
悲しいですよね、創作者としては。
とはいえ最初に戻ってしまうようで悪いですけど、
私生活を充実させたければ、公的生活をちゃんとすべき。
なのです。
私生活で立派な目標とか誇りをもった生活を営むためにも公的生活とかでがんばっている必要があるんですよね。
我慢、って言ってはなんですけど、自分の嫌なことをやり遂げつつ趣味とか楽しいことをやれていれば
それはもう十分「立派なこと」だと思うんですよね。
…自分はまだそこの境地に達していないガキなのでまだまだ勉強していかなければいけないのですけど、いつか「立派」って思える日があとからあるんだろうかな。
難しいけど、あとで振り返って「よくやった」と思える経験こそ財産になると思うんですよね。
それこそ掛け値なく、私生活を幸せにしてくれる、公的生活からのプレゼントだと思います。
だから今日も今日とて日々の記録を書いていこうと思います。
例えばそう、メダロット第49話「世界大会決勝」を見ている気分のように。
この話はもうかなり佳境でして、普通の一般回なら思い出深い話がいっぱいあるんですけど、ここの話からはもう最終回に向けて一直線のクライマックスですからね。
いつ見てもその時のドキドキが伝わってきます。
「この話を見て何を思った」
とかそーいうこと思う暇もなくビクトルとの戦闘に息を飲む手に汗握る回。
だからこの回ばかりは何度見ても熱い気持ちになれるのです。
日々の生活は辛いかもしれないけど、「後から振り返ってドキドキするような」、そんな熱い気持ちさえもっていれば、決して辛いだけじゃなく、ちゃんと有意義な経験となって宝物となってくれると思います。
そんな作品、メダロット。
ちょっと時期がはずれちゃいましたが、ここで2012年秋アニメ感想を書いちゃうなら…
19:メダロット
このラストクールの世界大会編は本当に王道のギャグあり熱血戦闘作品として素晴らしい構成でありました。
本当に何から何までお手本となってくれた作品ですよ。
ギャグもセンスはいいし戦闘の盛り上げ方も子供達に対するメッセージ性が強くてドキドキしっぱなしで最高のエンターテイメントです。
こーいった作品からのドキドキこそ、公的生活が私生活にもたらしてくれる楽しさなんじゃないんでしょうか。
あと数話ですけど、最後までよろしく御願いしますね。
あ、そーいえば。
次の「ドキドキプリキュア」はメダロットのシリーズ構成の方が担当になってくれるそうですね。
ヒャッホー!
プリキュア×メダロットとはなんという俺得な組合せ!
これからもドキドキしちゃいそうな私生活で、公的生活を乗り越えられそうです。
…あれ、公的生活が私生活にドキドキを…
あれ、どっちだっけ(真顔)