コラム部屋

□アニメ感想3
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気づいたらなんか駐車場に変な木が生えていました。始まりの木?
ってなことで今回のアニメ感想にいきましょう。

19:絶園のテンペスト(以下絶園)

はい、絶園も無事今期で完結いたしました。2クールお疲れさまでした。
絶園に関しては前の感想でも書いたのですが、ある意味今の時代珍しいくらいの素直なダークファンタジーでして(最近漫画原作での普通のストーリーものって減ってきましたよね)、前情報とかもなんもなしに、1週間ずつ進展していくストーリーに単純に楽しみにしていました。
それに加えてミステリー要素と左門萌え(というかネット上の左門の人気がすごすぎるw)というネタにも飽きたらない素晴らしい作品でした。

その2クール目。
正直1クール目で色々と解決してしまったので「あと何やるの?」とか思っていましたら実はけっこうありまして、それはもう。どっかの延命作品みたいにだらだらやらず判明すべき事実はドラマティック、かつスピーディでヒヤヒヤしながら見ることができました。
そんな物語進行に加えて更に2クール目では新たなテイストが追加されまして。
なんとラブコメ要素がてんこ盛りとなりました。
っていうかOP曲が中々切ない恋心の歌になってまして、1クール目とはガラリと変わった印象となっていましたね。
んでいざ絶園を最終回まで見て振り返った時に思い浮かぶのは、2クール目の楽しくも淡い恋心に合わせながらの物語進行でしょうか。
あ、あと左門たんがますますアイドルポジションになってたところw
完全に狙ってやってるだろ、これ!いいぞもっとやれ!

そしていよいよメインになった恋要素の主役を張るのが1クール目で真広と吉野を引き合わせた葉風。
無事2クール目から現代に戻ってこれた葉風はなんと、吉野に恋をしていた!ってことから始まります。

えぇぇぇ!?

今までダークファンタジーものだった物語が一気に葉風ちゃんがかわいいラブコメへとなってしまいましたw
葉風…お前もまた左門の兄弟だもんな…左門フィールド使えてもいいもんなw
テコ入れすごいですねw
ですがそんな葉風の恋心を携えつつも今まで謎だったりはぐらかされていた伏線を回収していき緊迫とした進行でした。

・吉野の元カノの正体
・それに対する真広の反応
・愛花ちゃんの死の真相
・始まりの木との対決。

見所沢山でしたね。
そんな緊迫でカオスな恋愛事情から物語を進めてくれたのが、以外にも新キャラの羽村というやつでして。
なんやかんやみんな難ありの絶園のキャラの中で、ヘタレだけど一番まともな感性、そして主人公気質をもっているため(実はラスボスにとどめさしたのも羽村)、新キャラでありながら視聴者の代弁をよくしてくれるやつで非常に助かったやつでした。
なんでこいつ最初から出さなかったしw

そして気になる主人公組、吉野、真広、愛花、葉風をとりまく恋愛事情は…
以外なことに真広が素直に愛花ちゃんのことを認めていて神妙な話となっていました。
普段恐ろしい取引をするやつでしたが、好きな人(自覚なかったけど)に対しての姿勢は素晴らしかったですね。
1話見た当初だと「真広と吉野殺しあうんじゃないか」とヒヤヒヤしてましたが、「理に合わないことはしない」のモットーの通りの、むしろ情に熱いやつでした。
それこそ愛花ちゃんが「不思議な二人」と言うだけはありましたね。
結局吉野と真広。
こいつらは特になんの力をもつわけではなく、関係も崩れることなく「愛花ちゃんを好きになった者同士」の見えない絆があった感じです。
ここまでブレない二人(吉野の愛花の死にそうとうやられてたみたいですけど)のおかげで物語は安定していたと思います。

そして始まりの木を倒して、世界を元に戻した二人は始まりの場所。愛花ちゃんの墓の前に立ち、新たなスタートを初めていく。

復讐劇も無事終了。

いい話でした。
当初は厨二っぽかっりヒロインは死んでるわで(にしても出番は多かったw)色々と異色な作品でしたが。

変に間延びせずすっきりと終わらせてくれて気持ちのいい作品でした。

左門たんもいたしねw

さて、自分も前を向いて歩いていくよ。
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