コラム部屋

□アニポケ感想3
23ページ/40ページ

はい、ってなことで別のコーナー。今期のアニメ感想を休憩しまして、この間やっていた

「ポケットモンスター the origin」

についての感想を書きたいと思います。
…結局アニメ感想じゃねーか!

ってツッコミは置いておきつつ、びっくりした企画のアニメでした。
ずばり「リアルタイムでポケモン赤・緑をやっていた人達に向けてのアニメ」でした。完全に20代ホイホイである。
始終子供向けで徹していたポケモンですが、当時子供だった大人向けの作品でしたので見ずにはいれませんでした。
まあ「ポケモン」のアニメ作品ってやはりアニポケになるわけですが、アニポケでは長期放送用に本来サトシがやるべきだった「四天王戦、チャンピオン戦」をスルーしてやって来ちゃいまして(それやったらアニメ終わっちゃう)、子供ながらしょうがないな、っと思いつつも、それじゃあ自分達が思い描いていた
「ポケモンのアニメ化」
は一生こないんじゃないかな、と思ってはいましたが、そんな不満を解消してくれるような

「あくまで原作ゲーム基準のアニメ作品」

として作ってくれたのが「origin」でした。
…まあずばり言ってしまえば完全にゲームと同じではなく正直「えっ!?」と反応に困るところもありましたが、しかしその心意気は非常に嬉しい作品でした。
ここまでポケモン好きでいて良かった、そう思える作品でした。

それではその[良かった]ところと[ツッコミ]ところをまとめながら感想を書いていくとしましょう。

・ストーリーと原作再現

[良いとこ」
さすがに原作再現を売りにしているだけあってか、細かいところまで芸が及んでました。
「科学の力ってすげー」
とか(デブに言わせて欲しかった)
「一万光年早いのよ!」
とかの原作通りの台詞。
「電撃を受けるサンダース(当時に特性はなかった)」
「よく分からないポケモンの像(後でサイドンになってた)」
「R団を諭してあげて」
とかの何かニヤリとするような小ネタまで完備。スタッフに確実にポケモンが大好きな人がいるのだと安心できた。

[ツッコミところ]

言っては野暮だとは分かるけど、やはり原作ゲームを完全に再現しようとなるとさすがに2時間ではもの足りず、カットカットの嵐となる。残念ではあるが、なんか旅路が薄っぺらく感じてしまう。
何より四天王戦ほとんどカットとか…挙げ句の果てにラストの
リザードンVSカメックス。
最後のライバルバトルだけど、作画は気持ち悪いくらい動くに反して決着はリザードンの「大文字」でポロっと落ちるカメックス。

…なんだかなあ。

まあそこは時間の都合として納得できる。大人だもん。

しかしですねぇ…(大人げない発言をする準備)

ラストのミュンツー戦でメガシンカしちゃうリザードンはどうなんだろ。
確かにかっこ良かったし、世界一かっこいい新ポケモン紹介の「メガリザードンエックス」公開ではありましたが、

なんで初代原作再現を売りにしている「origin」でXY宣伝入れてしまうんですかねえ。
という素直な文句でした。
まあアニメである以上宣伝媒体なので正しい使い方なんですが、そこはしてほしくなかったです。あれやった時点で初代じゃないじゃないですか…

かっこ良かったけど。
レッドとリザードンのコンビ良かったけど。

なんか勿体ない複雑な気持ちでした。

・レッドのキャラ

[良いとこ]
さすがにサトシとは違って「実際ゲームでプレイヤーがやりそうなこと」を中心としたことをやってくれた。
常に手持ちポケモンを6匹にしてたり、色んなポケモンを使いわけていたり。(シオンの時点でサンダース使ってたけど、それはどこでゲットしたんですかね…)
また物語序盤こそはグリーンにバカにされてもしょうがないくらいの初心者だったが、それからタケシの出会いで学んで成長する姿はアニメ主人公らしくて素敵でした。
最終的にシルフカンパニーに本当単独で制圧してたり、バージョンは1つなのにちゃっかり図鑑してたりなど有能なところを見せてくれた。
声優さんも竹内順子さんで、王道主人公。
…しかし時間的にはナルトや守じゃないか、という[ツッコミ]はいいとするか。

・グリーン
[良いとこ]
シゲルくんとは違って旅先でこれでもか、と出てくる。原作通りとはいえ出まくる。
[ツッコミ]
一応原作通りとはいえ、噛ませ扱いばかりが目立ってしまった。
シオンでもシルフカンパニーでも突然空気を読まないで出てきた恐怖っぷりが印象だったが、
シオンでは漁夫の利を得ようとして先行して失敗してたり
シルフカンパニーでは本当にレッド一人でクリアしてグリーンは見ているだけと、全くの活躍の場なし。
これでチャンピオン戦にあっさりやられて、ついでにミュンツーの時も噛ませになるむなしさ。
もうちょっとかっこよくても良かったんじゃないか。

・サカキ
[良いとこ]
ゲームでは脳内補完気味だったサカキの改心をよく描いていた。レッドと戦い自分の原点に帰りまた旅にでる様を分かりやすく書いてくれた。

[ツッコミ]
だがまあ言わんとすることは分かるが、何せ尺が短いのでサカキの心変わりが急すぎに見えてしまう。
レッドと戦って昔のわくわくを思い出して→レッドがバッチ受け取ってくれない→じゃあR団潰すよ

…あれ、サカキさんただのいい人じゃね?
こちらも尺の都合を感じざるをえない。
一応ゲームの中では

初見で舐めてたらレッドに負け→シルフカンパニーでR団として戦っても負け→今度はジムリーダーとしてガチでやっても負け→自分がR団なんかやってたからこんな落ちぶれてしまった、もう1度レッドみたいに初心に帰ろう。

とのことでR団を解散したかと思ったが、そうではなかった。
アニメではシルフカンパニーでレッドに勝っちゃってますからね。

って感じで。

まあ嬉しかったんですが、色々と[良いとこ][ツッコミ]があった「origin」でした。
そもそもやはり[ツッコミ]のほとんどが「尺」であり、「メガシンカ」はまあやっちゃったもんはしょうがないので、また無理かもしれないけど1クールとか時間を使ってゆっくり再現してほしいものです。
…いよいよ「ポケスペ」アニメ化か…?

そんなことで終り。

因みに、明日こそアニメ感想お休みにして別のコーナーやります。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ