コラム部屋
□アニメ感想4
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この前バックのとんでもないとこから免許書が出てきました。
だ、大丈夫かお前。
ってなことで、今回のアニメ感想にいきましょう。
今回はこちら！
10：わたしがモテないのはどう考えてもお前らが悪い！(以下わたもて)
…うっ…
ついにこの作品を書くときがきてしまいましたか…
毎クール必ずしも「コメントしづらい枠」の作品はありますが、今回もそれに順するというか、あれらとはまた違ったベクトルで書きづらいと言いますか。
例えば「悪の華」とか「謎の彼女X」は変態的な世界を描いていた作品なので、それをブログという文章にするのが難しいし、
例えば「DD北斗の拳」や「ヴァルヴレイヴ」とかはそのカオス性を説明するのが難しいんですが。
なんというか
「わたもて」の場合は辛いです。
アニメ見るのも辛かったし、原作である小説を文字で見るのも辛そうだし、かと言って漫画で見るのも辛そうだし、
そしてこの作品の感想を書こうにも「説明めんどくさい」よりも「辛い」が勝ってしまう作品です。
えぇ、もう。
んじゃいっそ開き直って率直な感想を書いてしまうのなら
「自分のトラウマを掘り起こすような作品」
であるのが「わたもて」でありまして、一応ギャグ風に書いてはいますがずばり
「高校に入学したら新しい友達とか彼氏とか出来るかと思ったらずっとぼっちのままの女の子の話」
です。
………
うぅ…うぅ…(´；ω；`)
見てらんないです。
一応自分も主人公の「もこっち」ほどな高校生活を送っていた、っというわけではないですが、身に覚えのありまくりのネタばかりでトラウマをほじくりされてばかりで非常に辛い作品でした。
…うん…分かるよ…分かる…高校に入ったら環境も新しくなったし、中学とは違った楽しみがあるかと思いきやそんなことはなくて…
うんダメだ。これ以上は書けないや。
ともかくまあ作者の「高校時代のぼっちネタ」をこれでもかと盛り込んでいて、見るのが辛い作品、通称「現実とのバトルアニメ」と言われていたのが「わたもて」でした。
にしてもまあすごいですよね。
昨今色んな題材で異色さを前に出した作品がある訳ですが、まさかここまで「ぼっちネタ」に特化した作品があろうとは。
っていうかよくもまああんな灰色生活からエンターテイメントを作れるもんだと感動しました。
創作の可能性は無限大である。でも正直こんな可能性は目を瞑っておきたかったな。
んでまあ物語としては目を逸らしたくなるような
救いもなく
夢もなく
その苦痛からもこっちが劇的に成長するわけでもなく
かといって大した大事件でもない
とんでもなく「リアル」過ぎるオチで終る物語。そ、創作に大切なのはリアリティですよね(震え声)。
しかし見ていて思うに、もこっちの周りの人間達はものすごくいい人達ばかりなんですよね。
なんやかんや言いつつ話してくれる弟。
普通にいい母さん。
特に非がないクラスメイト達。
中学時代に唯一友達だった優ちゃん(現在彼氏持ち)。
雨降ってた時に傘を貸してくれるイケメン。
図書館で読書してる眼鏡。
親戚の姉を子犬のように保護する従姉。(この回が一番の地獄)
握手会でプロの対応を見せる男性声優。
天使のように優しい学園祭実行委員。
みーんな良識的でいい人達なのが、更にリアルでなんていうか余計もの悲しいです。
あそこで何か向こう側に非があればまあもこっちの被害者の物語になるんだろうけど、大体が自爆でひどい目にあってますからね。
…あれ、この作品で屑なの主人公だけじゃね？
…これはあれですね。夢見がちな中学生の時代が終わってちょっと斜に構えた高校生になったけど、結局まだまだ子供の背伸び状態のいわゆる「高校二病」をリアルに書いていましたね。
うぅ、耳が痛い。
しかしそんないい人達の中で見せるもこっちの行動力もたまにアグレッシブなとこがありまして、大抵失敗してしまいますが、何て言うかもこっちの持つ「現代のオタクの力と希望」みたいなものを感じました。
さっき屑と書いてしまった主人公ですが、一応そんなんでも唯一の友達を大切にしてたり、好きな分野では一生懸命になってたり(小学生相手だけど)、子供の頃は弟思いだったり、親切にされた人には恥ずかしながらお礼をしようとしたり。
少なくとも全くの屑というわけでなく
「本の少しの勇気があれば現実を変えられそう」
な性格なのがまたリアルなんですよね。それこそ自分達の生活の中にももこっちみたいな「本の少しのチャンス」みたいなものがあるみたいで、もこっちみたいに失敗するんじゃないかとは思いますが、その救いがあるだけでもまだまだ捨てたもんじゃないかも、
そう気付ける作品でもありました。
…今後もこっちに救いはあるのか…
作品を見るのは辛いですが、その分類い希なる感情移入できる作品なので、もこっちの行く末を見守っていきたいですね。
あんまし見たくないけど(どっちだ)。
このブログが過疎なのはどう考えても(略